2021年から始まった共通テスト。その古文の勉強法について、市販のおススメ教材を紹介しながら、何をいつまでにやればいいのか、動画で詳しく解説しています。
古典文法
まず何より最初に始めるべきは古典文法です。
共通テストでは、文法の単独問題の出題は今のところありませんが、それでも解釈問(現代語訳出問)や説明問を解くに当たって正解肢の決め手になることも多いよ。
経験上、古典文法が完璧な人で古文が苦手な人はいません。
動画授業の視聴
YouTubeで古典文法の全範囲の動画授業を公開しています。できれば高2のうちに、もうすでに高3になってしまっていたら、可能な限り早く視聴して下さい。
動画授業で使用している教材は、動画の概要欄からダウンロード可能です。
また高進で月イチ国語道場を含め、古文もしくは漢文の授業を受講した人は、教材冊子を無料でお渡ししますのでまだもらっていない人がいたら私か受付に申し出て下さい。
古典文法のおすすめ教材
動画を見たけど、文法の知識があんまり定着している気がしないって人は、問題を解くと絶対に変わります。
そんな演習用の問題集としておススメなのがこの『ステップアップノート』。
できれば高2の間に終わらせておいてほしいけど、直前期になって
高進生
って思ったときに、総合的な確認の意味で使うのもオススメです。
逆に古典文法がある程度仕上がっている人はやらなくていいと思うよ。
この問題集の詳しい使い方は以下にまとめているので、よかったらどうぞ!
古典文法おすすめ参考書ベスト1『ステップアップノート30』とそのすすめ方を徹底解説!
古文単語の暗記
共通テスト国語の一番の頑張りどころは、間違いなく古文単語の暗記です。1学期はとにかく古文単語の暗記に全力を尽くすこと。
単語帳については、高2まで使ってほしいおすすめ単語帳1と高3になってから使ってほしいおすすめ単語帳2を紹介するね。
おすすめ単語帳1
まず最初に紹介するのは,こちらの単語帳です。
古文単語の厄介なところって、1つの単語にたくさんの意味があるっていう点だと思うんだけど、この単語帳では多義語を覚えて行く上でとっても重要な、古文単語が持つ抽象的なイメージをしっかり説明してくれています。
欠点は収録語彙数がやや少ないことなのですが、あなたがまだ高校2年生であるならば、まずはこの単語帳で基本的な単語を覚えてから次のおすすめ単語帳2に進む方が絶対にいい!
詳しくは次の記事を読んでみてね。
高2生におすすの古文単語帳『マドンナ古文単語230』
おすすめ単語帳2
個人的に最もおススメなのはこの単語帳です。
私がどうしてこの単語帳をオススメするのか、その理由や、この単語帳の詳しい使い方は次の記事で紹介しているよ。
古文単語帳おすすめ★ベスト1『重要古文単語315』その効果的な使い方ほんとに市販の単語帳の中ではダントツで一番いい単語帳だと思います。
読解
おすすめ問題集1
古文単語と古典文法の学習がひと通り済んだら、読解の演習経験を積みましょう。
なかなかボリュームがあるし、問題も解き応えがあるものばかりです。
古文道場を受講している人は講座内で演習しますが、受講していない人も夏休みが終わるまでにはすべての問題を終わらせよう。
おすすめ問題集2
続いてもう1冊、読解用の問題集を紹介します。
この問題集は、古典文法のテーマごとに構成されていて、古典文法を復習しながら、それをアウトプットできる読解問題に取り組めるところが最大の特徴です。
また重要単語や古文常識についても欄外に情報をしっかりまとめてくれているから、これを1冊終わらせるとすごく知識がつくよ。
ただ、古文の勉強に着手したのが遅くて時間がないって人はおすすめ問題集1の方を優先してください。
古文おすすめ問題集『古文上達- 基礎編』は文法を復習しながら読解の演習ができる
過去問演習
あらゆるタイプの入試に共通して言えることですが、過去問演習はとっても大事です。
高進生
って思う人もいるかもしれませんが、古文の場合同じ文章は出なくても、同じ単語、同じ文法の知識が問われることが多いねん。
ただ共通テストの過去問はまだ数が少ないので、秋以降はセンター試験の過去問を解くことをおススメしたい。
古文はセンター試験とそこまで大きく傾向が変わったわけではないので、センター試験の過去問は共通テストの対策に十分なるよ!
最低でも5年分は解いておきましょう。
直前期おすすめ問題集
直前は各大手予備校から出版されている予想問題集を解いてみましょう。
個人的にはこの河合出版のものが一番おススメです。
ただ、ちょっと気を付けてほしいってことを以下に書きます。
この時期、多くの受験生が実践的な演習問題をひたすら解きまくることだけに時間を使ってしまい、基本的な単語や文法の知識が抜けてしまいがちやねん。
高進生
という質問をみなさんから頻繁にもらいます。
それに対して私は先ほど上にも書いたように「最低でも5年分」と答えてはいますが、それはあくまでも単語や文法といった基礎的な知識が入っているという前提での話。
単語や文法の抜けがひどいなと感じた場合は、問題演習の量を減らしてその時間を単語や文法の確認に充てるべき。
直前期こそ基本事項の見直しが大切です。
以上、共通テスト古文の勉強法でしたー。