2021年から始まった共通テスト。その古文と漢文の勉強法について詳しく説明します。
ユニバ生くん
って聞いてくれる子がとっても多いので、普通に本屋さんで買えるおススメ教材を紹介しながら、何をいつまでにやればいいのか、詳しく説明していくね。
勉強のスケジュール
では具体的な勉強法を説明します。基本的には以下の順番で勉強をすすめて行ってください。ここで紹介している問題集について分からないところがあれば、質問してくれて全然OKだからねー。
古文単語
共通テストの古文・漢文対策をするにあたって一番の頑張りどころは、間違いなく古文単語の暗記です。とにかく古文単語の暗記に全力を尽くすこと。
単語帳は、学校で配布されているものでもかまいませんが、個人的に最もおススメなのはこの単語帳です。
この単語帳の詳しい使い方は次の記事で紹介しているよ。
古文単語帳おすすめ★ベスト1『重要古文単語315』その効果的な使い方ただ古文単語に関しては単語帳を1度見て終わり、というわけではなくて、直前まで何度も何度も繰り返して、しっかり記憶に定着させる必要があるよ。とにかく古文単語の暗記は何よりも優先して取り組んでください。
動画授業の視聴
古典文法
まず最初に、YouTubeで公開している古典文法の講座を視聴してください。
共通テストでは文法の単独問題は出題されませんが、古典文法は正解肢を選ぶうえでとても大切です。動画授業で使用する教材は、受付で配布しています。
漢文句形
漢文もまず、YouTubeで公開している句形の講座を受講するところから始めよう。
ここで気をつけてほしいことが一つ。
漢文句形は古典文法の知識があることが前提になっています。なので漢文句形の勉強は、かならず古典文法の動画を視聴し終わってから始めて下さい。
動画授業で使用する教材は、受付で配布しています。
夏休みにユニバ生のみんなに取り組んでもらいたい問題集を古文と漢文、それぞれ1冊ずつ紹介します。
『古文上達‐基礎編』
この問題集は、古典文法のテーマごとに構成されていて、古典文法を復習しながら、それをアウトプットできる読解問題に取り組めるところが最大の特徴です。
また重要単語や古文常識についても欄外に情報をしっかりまとめてくれているから、これを1冊終わらせるとすごく知識がつきます。
知らない単語が出てきたら、単語帳で意味を確認するように習慣づけると
古文おすすめ問題集『古文上達- 基礎編』は文法を復習しながら読解の演習ができる『ステップアップノート10』
この問題集は本当におススメ!!この問題集のいいところは、まず句形が簡潔にまとめられている点。
他の教材ってちょっと句形の量が多すぎるねんなー。あと、演習問題が充実しているので、しっかり知識が身につくねん。
そして一番のおススメポイントは、読解問題が演習できること。この条件そなえた参考書、めちゃくちゃ希少なんですよねー。
この読解問題を通して句形だけじゃなくて、漢文を読む上で知っておいた方がいい単語や知識も覚えられる。
本当に本当におススメの1冊です。
夏休みの漢文の勉強はこの1冊だけでOK。
漢文句形の超おすすめ参考書『ステップアップノート10』『マーク式基礎問題集-古文』
古文単語と古典文法の学習がひと通り済んだら、読解の演習経験を積みましょう。
『マーク式基礎問題集-漢文』
たくさんの文章を読むことで、典型的な文章の型を学ぶことができます。けっこうボリュームがあるので大変かもしれないけど、できれば10月中には終わらせたい。
すべての受験生におすすめの問題集『マーク式基礎問題集 漢文』過去問演習
あらゆるタイプの入試に共通して言えることですが、過去問演習はとっても大事です。
ユニバ生くん
って思う人もいるかもしれませんが、古文の場合同じ文章は出なくても、同じ単語、同じ文法の知識が問われることが多いねん。
ただ共通テストの過去問はまだ数が少ないので、秋以降はセンター試験の過去問を解くことをおススメしたい。
古文はセンター試験とそこまで大きく傾向が変わったわけではないので、センター試験の過去問は共通テストの対策に十分なるよ!
最低でも5年分は解いておきましょう。
予想問題
直前は各大手予備校から出版されている予想問題集を解いてみましょう。
個人的には河合出版のものが一番おススメです。
ただ、これだけは覚えておいてほしいっていう、とっても大事なことがあります。
この時期、多くの受験生が実践的な演習問題をひたすら解きまくることだけに時間を使ってしまい、基本的な単語や文法の知識が抜けてしまいがちやねん。
ユニバ生さん
という質問をみなさんから頻繁にもらいます。
それに対して私は先ほど上にも書いたように「最低でも5年分」と答えてはいますが、それはあくまでも単語や文法といった基礎的な知識が入っているという前提での話。
単語や文法の抜けがひどいなと感じた場合は、問題演習の量を減らしてその時間を単語や文法の確認に充てるべき。
直前期こそ基本事項の見直しが大切です。