大阪薫英女学院高校

かおりゼミ受講生のみなさん、こんにちは!古文の授業を担当している上野です。薫英には2019年度から出講させていただいています。

薫英の生徒さんは、授業中も積極的に私の問いかけに答えようとしてくれたり、分からないことがあればすぐに質問してくれたりするので、いつも本当に楽しく授業をさせてもらっています。

 

さて、皆さんにとって古文は「何でこんなん勉強しなあかんの?」っていう教科だと思います。

その気持ちは本当によく分かる。

令和の時代に何で千年も前の言葉を勉強しないといけないのか、意味が不明やんね。

ですが、身もフタもない言い方をすれば、古文は入試対策としては非常にコスパがいい

なぜならある程度暗記で点がとれるからです。そしてほとんどの受験生が苦手にしているという点にも注目しましょう。

みんなができていないことができれば、有利になるのは競争の大原則です。

とは言え、やみくもに勉強するのは効率が悪いのでお勧めしません。

 

古文で描かれている社会は、現在とは全く常識や価値観が違います。そういった知識は独学では勉強できないんです。

かおりゼミでは、独学では学べない古文常識や作品の背景知識を説明しながら、古文の内容を正しく理解するための読み方をお伝えしていきます。

また独学で勉強できる古典文法についても、より勉強しやすいように動画授業でしっかりサポートするよ。

受験学年になって、不安や焦りもあるとは思いますが、これだけは断言できます。

 

古文はゼロからのスタートでも間に合う!

どんな風に勉強していけばいいかについては、授業の中でもしっかり説明していきますので、安心してください。

古文は、受験がなければ絶対に勉強することのない教科だと思いますが、今とは全く違う人々の考え方や風習を知ると意外と面白い。

実際、皆さんの先輩でもたくさんの人がそんな風に言ってくれました。

今年も皆さんが志望校に合格するその日まで、一緒にがんばって行きたいとおもうので、よろしくお願いします。

 

かおりゼミで行う古文の授業の概要は以下の通りです。

春期講習

入試の古文でやっかいなのは、その日初めて見た文章の内容を理解しないといけないこと。

そのために必要なのは、

  • 主語を正しく補足する力
  • 古文常識

この2つです。

春期講習ではまずこのうちの、主語補足に重点を置いて授業をすすめます。

省略された主語を正しく補うための読み方を学ぶとともに、これから古文を勉強していくにあたって自宅学習をどのように進めていけばよいかについても詳しく説明します。

 

1学期

実際の入試問題を使って、古文単語・文法の知識の定着を図るとともに、古文常識の習得を目指します。

薫英生

古文常識って何ですか?

古文の世界では、現代とは全く違う価値観に基づいて社会生活が営まれています。したがって人の考え方や、正しいと思われている倫理観も現代のものとは全く異なる場合があるんです。

それを現代人の私たちが現代の感覚で読んでしまっては、まったく内容が理解できない!ということになってしまう。

そこで、断片的な単語や文法の知識だけではなく、古文の文章を通して、根本にある人々の考え方やもののとらえ方、価値観を学んでいく必要があります。

というわけで1学期は、様々なジャンルの文章を読みながら、古文特有の思想や風習をしっかりと学んでいき入試問題を解くための基礎力養成を目指します。

 

夏期講習

いよいよ志望校に応じた入試問題の対策を行います。

K1クラスは関関同立大志望者を、K2クラスは産近甲龍大、女子大志望者を対象とします。

1学期に学んだ単語・文法を確認しながら、古文を理解する上で最も重要な仏教思想について重点的に学んでいきます。

 

2学期

夏期講習に引き続き、K1クラスは関関同立大志望者を、K2クラスは産近甲龍大、女子大志望者を対象とします。

2学期は本文の難度もより入試のレベルに応じて上がります。これまで学んできた知識を復習しながら、受験生が苦手としがちな和歌についてじっくりと理解を深めていきます。

 

冬期講習

入試まであとわずかとなったこの時期では、各大学の傾向を詳しく分析し、その特徴に応じた戦略的な解き方を解説していきます。

また、必要に応じて共通テスト古文の対策も行います。

 

志望校合格を目指して、一緒に頑張ろう!