講師インタビュー⑫金川尚暉先生(物理科)

講師インタビュー☆物理科・金川先生

今日は久しぶりの講師インタビュー。前回、卒業した数学科の沖吉先生からご指名だった物理科・金川先生です。

ずいぶんとお待たせしてしまいましたが、ようやくインタビューが実現しました。

今日はよろしくお願いします!

金川先生

よろしくお願いします。

金川先生

インタビューとか緊張しますね、なんか。

いやいや(笑)、そんな緊張してもらうほどのことでは全くないんやけど、このインタビューでは先生たちに最近ハマっているものとか、趣味とかを聞くところから毎回始めてるのね。

金川先生は何かそういうのありますか?

金川先生

これ、言うのめっちゃ恥ずかしいんですけど…

え、何なに!?

意外な趣味が発覚!

金川先生

最近ピアノにハマってるんですよ。

ピアノ!?弾くってこと?

金川先生

そうなんですよ。コロナのあたりからハマリ出して…

何でまた?何がきっかけでハマったん?

金川先生

ブルージャイアントっていう漫画にまずハマって

あ、それ知ってる。でもサックスのやつじゃない?

金川先生

主人公はサックスなんですけど、ピアノやってるキャラもいるんですよ。

金川先生

その漫画にハマってちょっとしてからコロナで自粛になって…

なるほど。ステイホーム中に始めるにはぴったりの趣味やな。

金川先生

そうなんです。下宿に電子ピアノも買いました。

本気やん(笑)!でも確かにピアノがないことには練習できないもんね。

 

実は金川先生のお母さんはピアノの先生で、小学校の低学年くらいまでお母さんから教わっていたのだそう。

金川先生

でも子供の時は嫌で嫌で。毎回ケンカでした(笑)。

それはちょっと分かる気するな。親子ってお互い遠慮ないからな。じゃあ今でもお母さんに教えてもらってるの?

金川先生

楽譜の読み方が分からん時とかは聞いたりしてます。

それはいいよね!独学にも限界があるし、でも定期的にレッスンとか通うのって大変やもんな。

毎日弾いてるの?

金川先生

今は実習とかあってなかなか時間獲れないんですけど、それでも時間見つけて弾いてます。

金川先生

最初はブルージャイアントの影響でジャズをよく弾いてたんですけど、最近はクラシックもいいなって。

金川先生の電子ピアノ

まさか金川先生がピアノを弾いてるとは思わなかったけど、でもいいやん!素敵、ピアノ男子。

スカウトで高進に

元・高進生の金川先生。講師になろうと思ったきっかけは?

金川先生

僕は中出先生の生徒やったんですけど、中出先生から誘ってもらって。

そうなんや。でも高進生やったんやし、まあ雰囲気とかは分かるもんね。

金川先生

ただ、生徒として通ってる分にはめちゃくちゃ楽しかったんですけど、講師は大変そうやなぁ、とは思ってましたね。

すごいな、高校生にして見抜いてたんや。

金川先生

はい(笑)。だからナメてた、とかは全くなかったです。

中出先生にみっちり研修を受けて講師としてデビューしてからも、色々思い悩むことがあったそうで…。

金川先生

そもそも物理を分かりやすく、とか以前に90分話を聞いてもらうって難しいなって。

ほんまそれな!私もいつも生徒のみんな偉いなぁって授業するたびに思ってる。

金川先生

生徒はみんな聞こうとはしてくれてるんですよ。でも集中力が持たないんですよね。

金川先生

だから自分が大学で授業受けてる時も、違う意味で先生を意識してしまうんです。

なるほどね。先生の授業を生徒として聞くんじゃなくて、先生として講師として聞いてしまうんやね。

金川先生

話す内容だけじゃなくて、目線とかそういうのも大事なんやな、とか聞く方の立場になると気づくんですよね。

授業以外にも、自習教材の解説をなるべく授業の板書に近い形になるよう整えたりして、生徒のみんなが物理を理解しやすいように色々工夫しているという金川先生。

金川先生

やっぱり分かりやすいとか成績上がったって声を聴くのが一番うれしいんで。

うん、それは間違いないよね。

医師としての将来像

現在、大阪大学医学部6回生の金川先生。卒業を控え、どんなお医者さんになりたい、とか具体的なビジョンはあるの?

金川先生

いやー、それが今迷ってるんですよ。

金川先生

もともとはずっと整形外科を志望してたんです。

そうやんな、私の中では金川くんってめっちゃスポーツの人やねんけど…。

金川先生

そうなんですよ。ずっとスポーツやってきて、スポーツ関連のけがも多かったから、そういう治療に携わりたいなって思ってたんですけど、

金川先生

最近は循環器内科とか消化器外科とかハードな科もいいかなって。

何でそういう心境の変化があったの?

金川先生

循環器内科とか消化器外科ってけっこう手技があるんですけど、練習してできるようになる瞬間って言うのが一番好きなんですよね。

なんかピアノと通じるとこあるやん?

金川先生

(笑)そうですね。しんどいとこ突っ込むのはキライじゃないんで。ガッツリ自分を燃やせる科で働くのもいいかなって思ってます。

 

「しんどいところに突っ込むのはキライじゃない。」

 

今回のインタビューで一番心に残った言葉です。

今ってけっこう無理はしない方がいいっていう風潮やん?世の中が。

もちろん頑張りすぎて心と体を壊してしまったら元も子もないけど、やっぱり人生踏ん張らないといけない時ってあると私は思ってるねん。

金川先生はそれをすごく肯定的に受け止めていて、自分を成長させることにとっても意欲的。

こういう人はいると周りにもすっごくいい影響を与えると思う。

取り組むべき課題があるっていうことをすごくプラスに捉えていて、私も見習いたい素敵な考え方だと思いました。

 

では金川先生。最後に、これから受験を終えて大学生になるみんなにメッセージをお願いします。

金川先生

大学生ってお金はないけど、時間と体力がある貴重な期間やと思うんで、自分の能力や可能性の限界を決めずに、直感でやりたいと思うことにどんどん飛び込んで行ってほしいです。

次回のインタビューは?

いいお話をたくさん聞かせてもらってありがとう。次回のインタビューのご指名をお願いできますか?

金川先生

じゃあ、渡瀬でお願いします。

何と金川先生と渡瀬先生は、生年月日と血液型が全くおんなじなんだって!

何かそれだけ一緒やったら性格とかも似てるんかな?話聞くの楽しみやわ。

というわけで、次回の講師インタビューは、化学科・渡瀬先生です。公開日は全く未定やけど、渡瀬先生も今年で卒業なので、今年度中には。楽しみにしていてねー。