【卒業生インタビュー】マーク模試の成績から見る阪大現役合格までの軌跡

受験生くん

〇〇大に行けたらまぁ満足だけど、とりあえず今はもう一つ上のレベルを目指しておこう!

そんな風に思っている人は多いんじゃないかな。

しかし現実はやはり厳しい。その1つ上のレベルの大学に合格できる子はなかなかいないんです。

今日は、当初は神戸大志望だったにもかかわらず、ぐんぐん成績を伸ばして阪大に現役合格しちゃった卒業生のお話を紹介します。

みんなの参考になるならと、なんと模試の成績を紹介することを快諾してくれました☆

うえの

マーク模試の結果をきちんと受け止めて課題を決め、それを毎回クリアして現役で阪大合格をつかみ取った、私たち講師の目から見ても、本当にみんなにお手本にしてほしい先輩のお話です。

当初の志望校は神大

今回インタビューさせてもらったのは、高3の春期講習から私の授業を受けてくれていた小屋さん。

最初の志望校って神大やったやんな?

うえの

小屋さん

はい。

高1の時から数学の個別だけ高進に通ってたんですけど、最初の面談で正井さん(=個別担当スタッフ)に、神大に行きたいなら阪大を目指すつもりで勉強しようってアドバイスしてもらいました。

なるほど、これはよくあるパターンやね。

自分が考えている志望校より、もう1ランク上のレベルの大学を目指す。確かにその方がモチベーションが上がるというメリットはあります。

自分の中で受験生モードに切り替わったのはいつくらいなん?

うえの

小屋さん

高3になってからです。

一応塾には通っていたし、定期テストの勉強はちゃんとしてたけど、部活と趣味がメインでした。

高進に通い始めた時は、数学だけやったんよね?

うえの

小屋さん

はい、井村先生に個別指導で見てもらってました。
井村先生の授業は、体験授業を受けたその日からすっごく楽しかったんだよね?

うえの

小屋さん

はい!この先生について行くって速攻で決めました。

高2の3学期からは保木本先生のリスタート授業を受講します。

小屋さん

保木本先生の英語は、分かりやすいのはもちろんだけど、本当に受けてて楽しかったんです。そんなん知らんかったーって思うこともいっぱいあって。
そうなんや~。

うえの

小屋さん

同じ学校の友達がほとんどいなかったんですけど、一人で受けてても気にならないくらい楽しかったです。

私が小屋さん初めて会ったのは春期講習。どの授業を受講すべきか、そして勉強の仕方について質問してくれたのをよく覚えています。

そしてそこからは私の授業も受講してくれることになり、小屋さんの本格的な受験生生活が始まりました。

マーク模試の軌跡

第1回マーク模試

それでは早速、小屋さんの第1回マーク模試の成績を見てみましょう。

英語 178点/200点満点
リスニング 42点/50点満点
数Ⅰ・A 74点/100点
数Ⅱ・B 89点/100点
国語 144点/200点
化学基礎 30点/50点
生物基礎 47点/50点
日本史 60点/100点
政治・経済 62点/100点

全科目の合計点は、682点(英語とリスニングを足して、200点満点に換算しています)で、得点率は75.7%です。

まずは、小屋さんの個別をずっと担当していた井村先生のお話。

数学に関しては、個別を始めた時期が学校で数IIBが始まった頃でした。数IIBはやはりIAと比べて難しく、苦手と不安が溜まり始めていたので、IIBの基礎を固める指導を重点的に行いました。

井村先生

課題もたくさん出したのですが、小屋さんは毎回一切手を抜かず取り組んでくれたので、高2の冬までに基礎力はかなりついてましたね。

井村先生

確かにIIBはしっかり効果が出てる。それに対してIAが少し心もとないような…。

マーク模試の数IAがふるわない子のほとんどは演習不足が原因です。ータの分析など普段あまり解かない分野が多く、処理が遅れて制限時間に間に合わないんです。

井村先生

小屋さんはIIBに手一杯で、IAはどうしても手薄になっていました。第1回全統マークはろくに対策もできないまま臨ませてしまった気がします…。

井村先生

マーク模試のメリットは、こんな風に自分の課題がしっかりあぶり出せるところ。

私たち講師もマーク模試の成績を見て何をすべきかを判断することがとても多いんです。

ただIAは計算量が少なく全体としてはIIBより簡単なので、演習量さえあれば必ず得点源にできます。
まとまった勉強時間がとれる夏休みに集中的に対策することにしました。

井村先生

合格のポイント
河合塾主催の全統マーク模試は必ず受けること!

勉強できてないから受けないとか、申し込み忘れてたとか、言語道断です。

英語に関しては全く問題ないね。

小屋さん

井村先生が個別の時に英単語のテストをずっとやってくれてたんです。

授業の前に詰め込んで覚えて、すぐ忘れちゃってたから身についてるのか不安やったけど、後から思うと本当にためになってたなって思います。

そう、みんな簡単に覚えられへんって言うけど、大なり小なり忘れるのが当たり前なんです!

すっかり忘れてしまっても、初めて覚えるよりは2回目の方が記憶には定着させやすいよ。

この時期、1200語を出題する単語テストを実施しているんですが、小屋さんはその単語テストでも成績上位者の中に入っていました

保木本先生

忘れること前提で、どんどん覚えていきましょう。基礎的な暗記にしっかり取り組むと、絶対に成績にあらわれるよ。

さて国語についてですが、この時点での小屋さんの成績は144点。7割強と英語や数学に比べると少し低い点数ですが、第1回マークの成績としては140点に達していたら合格点

小屋さん

国語は、特に漢文がすごく波があって。

そうやねん、最近のセンター試験の場合、古文より漢文の方が波が出やすいんだよね。ただ、漢文はそんなに覚える量も少ないし、この時期の点数としては十分とれているのであまり気にしなくて大丈夫でしょう。

問題は社会やな!

うえの

英語・数学・国語に関しては、ほぼ問題のない成績だった小屋さん。一方社会(と理科)にはずいぶん課題が残っています。

現行の入試制度上、国公立大に合格するためには、何よりセンター試験の成績が大事なんです。

高3の5月時点での判定

せっかく主要教科でいい結果を出していても、理科や社会の成績がふるわなければマーク模試の判定は悪くなってしまいます。

小屋さんには、とにかく社会をしっかり勉強するようにアドバイスしました。

第2回マーク模試

第2回のマーク模試は8月の初旬。現役生も部活などを引退して、ほぼ全員が受験モードに突入しています。

このマーク模試の成績次第では、志望校を再検討しなければならないことも…。

そんな第2回全統マーク模試。小屋さんの成績はどうだったのでしょうか…?

英語 165点/200点満点
リスニング 36点/50点満点
数Ⅰ・A 63点/100点
数Ⅱ・B 87点/100点
国語 139点/200点
化学基礎 44点/50点
生物基礎 35点/50点
日本史 86点/100点
倫理・政経 66点/100点

すごいっ!日本史の成績が急上昇しました。

主要教科の成績は少しだけ下がってしまったけど、この日本史の成績は心強い。というのも、主要教科とくらべて社会の成績は安定して点数をとりやすいので、得点源になるんです。

高3の8月時点での判定

ほら、判定も第1志望校の阪大はまだE判定のままだけど、第2志望校の神戸大はB判定に!

すごいな!日本史、そうとう頑張ったんじゃない??

うえの

小屋さん

はい。日本史はけっこう好きやったし、頑張りました。

他の教科との兼ね合いもあるし、なかなか社会に勉強時間を取れない人もいるとは思うけど、社会をほったらかしにしていると後で本当に大変な思いをします。

小屋さん

ただ倫理政経までは手が回らなかったです。

私の場合、学校の倫理の授業が夏休みが終わってから始まったんです。

なので、倫理はほぼ独学で勉強したんですけど、本当に大変でした。

そうやんな。倫政はけっこう学校でも授業ないって子もいるからね。

文系の子はせめて、社会のうち1科目は固めておいたほうがいいよね。

うえの

文系の人は、社会が2科目あったり、二次があったりと暗記量が膨大なので、学校の授業がない夏休みにインプットを済ませておかないと本当に間に合わないよ。

第3回マーク模試

そしていよいよ最後のマーク模試です。

国語に関しては、依然として点数に波があることを心配していた小屋さん。

確かに第2回マーク模試では国語の成績に少し不安が残りました。

国語は絶対大丈夫やから!

うえの

授業中の受け答えや、答案を見ても国語に対してはそんなに心配はいらないという確信が私にはありました。

ただやっぱり阪大文系は、センターが獲れないと苦戦を強いられます

そこで授業の課題以外に、センター用の問題集にも取り組んでもらうことにしました。

さて、結果やいかに…?

英語 173点/200点満点
リスニング 46点/50点満点
数Ⅰ・A 81点/100点
数Ⅱ・B 87点/100点
国語 184点/200点
化学基礎 47点/50点
生物基礎 42点/50点
日本史 88点/100点
倫理・政経 64点/100点

すごい!すべての成績をしっかり揃えてきました。得点率もなんと、85.3%!第3回のマークはけっこう難しいんだけど、これはすごい。

判定も…

高3の11月時点での判定

見事にA判定です!!すごい、数IAもちゃんと成績が伸びてきた!

さすがに第1回マーク模試の結果を見てマズいと思い、夏休みを利用してマーク式基礎問題集・応用問題集など、出来るだけ多くセンター数IAに触れる機会を作ってもらいました。

井村先生

小屋さんもすぐに効果は出ませんでしたが、秋頃から安定してきましたね。

井村先生

国語に関しては、もう本当に申し分のない得点です。

この時期にこれだけの成績を出してくれると、二次試験の勉強にも集中できるからね。

ただこの時期の小屋さんにはちょっと心配なことが…。

小屋さん

センターの国語については、とくに不安はなくなっていたんですけど、(古文の)授業で解く問題があまり点数が良くなくて…。

私の授業では、授業の前半にテストゼミをして、その答案を採点・添削して返却するのですが、そこでの点数があまりとれないことを気にしていた小屋さん。

ただ、私は全く心配していませんでした。

その理由は3つ。

  1. 古文単語や文法の基礎知識の暗記が完璧にできている
  2. 一度説明した答案作成時のポイントを、ちゃんと次の答案に再現しようとしているのが分かった
  3. 答案が正しい日本語で書けている

古文に関して言えば、小屋さんの答案は常に単語と文法の訳が正しかったからです。

これって本当に大切。仮に文脈を読み違えてしまっても、単語と文法で部分点を稼げることって多いから。

うえの

次に➁なんですが、これも私が感心したことの一つ。例えば、

こういう設問の答案には、ちゃんと理由も書かなあかんで~

うえの

こんな風に抽象的な記述のコツを言うと、必ず次の同じような設問では、それを答案に再現しようとしてくれていたんです。

本当にこういう子は絶対に伸びる。

そして言わずもがなですが➂は基本中の基本。誤字や脱字、表現の未熟さで小屋さんの答案を減点したことは全くなかったと記憶しています。

二次試験に関しては心配しなくても大丈夫!センターが取れたら阪大受かる。

うえの

この時期、すでに私の中で小屋さんはそう確信を持って言える状態でした。

ただ阪大の文系学部は本当にセンターの結果が重要なんです。

この時期の勉強は二次試験の対策が中心でしたが、センター対策として社会は毎日少しでも時間を取って勉強するように言っていました。

12月に入ってからは、すべての教科をセンター対策に切り替え本番の高得点を目指します。

そうして迎えたセンター試験当日。

センター試験

センター試験の得点結果

小屋さんのセンター試験の結果です。

英語 190点/200点満点
リスニング 40点/50点満点
数Ⅰ・A 89点/100点
数Ⅱ・B 80点/100点
国語 184点/200点
化学基礎 41点/50点
生物基礎 47点/50点
日本史 84点/100点
倫理・政経 79点/100点

得点率は83.8%。第3回全統マーク模試よりは少しだけ下がってしまったけれど、大健闘です。

阪大にも問題なく出願できる成績だと判断しました。

毎回、模試が終わるとすぐに成績を見せてくれて、私たち講師のアドバイスをしっかり聞いて課題に取り組んだ努力の結果です。

センターリサーチと出願

受験生さん

センターリサーチってなんですか?
センター試験の自己採点結果を予備校が集計して、合否の可能性をデータ化してくれるねん。

うえの

このセンターリサーチ、とっても出願を決めるのになくてはならないものなんです。

小屋さんのセンターリサーチの結果はC判定でした(河合塾)。

センター試験ではどの教科もほぼ失敗なく、実力を出し切ったのですが、やはりそこは阪大、レベルが高い。

そしてこのセンターリサーチ、ちょっと曲者で、予備校によってけっこう評価が違うんです。

さっき紹介したのは河合塾のなんだけど、ちなみに駿台では、こうなりました。

くれぐれも言っておきますが、小屋さんのセンター試験の成績は、例年の阪大合格者と比較しても決して悪くはありません。

私は得点率を聞いて、すぐに阪大に出願しても大丈夫だと思いました。

ただセンターリサーチでマイナスが出るとほんまにメンタルがやられるねん!

センター試験の成績がふるわなくて、十分な実力を持っていながらも、第1志望校の出願を回避した生徒を何十人と見てきました。

センターリサーチが返ってきた後、小屋さんもすこし迷っていたことを覚えています。

阪大の二次試験でも、国語で絶対に他の受験生に差をつけられることはないで。

うえの

私は小屋さんにこう言いました。ただ、阪大の国語は例年かなり難しめ

小屋さんのように国語ができる子でも、他の人に差をつけるほど高得点をとるのは普通に考えると無理なんです。

となると、大事なのは英語と数学。

英語は絶対に大丈夫です!

保木本先生

うん、成績的にも英語は全く問題なさそう。

決め手は数学ということに。

正直、悩みました(笑)秋の阪大模試の数学は片方良くて片方イマイチだったので、本番の数学の出来次第やなぁ…。

井村先生

小屋さんはもともと神大が第一志望。センターリサーチの結果も神大なら確実に合格できそうです。そのことは私も小屋さんに言いました。

しばらく考えて小屋さんが出した結論は

 

「阪大に出願する」

 

小屋さん

受験勉強をすすめて行くにつれて、阪大に行きたいという気持ちがだんだん強くなっていって。

やっぱりどうしても阪大を受けたいと思って、阪大に出願することに決めました。

本人の「阪大にします」という一言と、力強い眼を見て、僕も吹っ切れた感じですね。 センターも及第点で、気持ちも折れてない。この子は絶対に阪大に受からせてあげなアカンなと。

井村先生

さぁ阪大に出願すると決めたらあとは勉強するのみ。

合格のポイント
国公立大学の出願時にもっとも重視すべきデータはセンター試験の結果です。

二次力も重要だけどあくまでそれは予測にすぎません。

もちろん、阪大に行きたいと思って出願を決めた小屋さんの勇気と覚悟は称賛に値します。

ただ、小屋さんのセンターの成績が、ちゃんと阪大合格レベルに達していたということを絶対に忘れないでください。

精神的不安を極力少なくして二次試験に臨むためにも、センター試験の成績は本当に重要やで。

うえの

後編では出願してから阪大合格までの軌跡にせまります。

阪大の入試成績や、受験生へのアドバイス、私たち講師が小屋さんのこういう所をみんなに見習ってもらいたいな、という内容をまとめているよ。

以前にも小屋さんのお話は当ブログで紹介させてもらいました。同じ経験をした子もいると思うので、ぜひ読んでくださいね。

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2 COMMENTS

うえのあい

コメントありがとうございます。前向きに淡々とやるべきことをやる子でした。頑張って合格を掴みとって下さいね。応援しています!

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