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【京都大学】2019年度情報を更新しました!京大国語のための漢文対策☆

今日は京都大学志望者のための、二次試験についてのお話です。

知っている人も多いと思いますが、2016年度以降、京都大学では文系学部で漢文が出題されています。

MEMO
漢文単独の大問が出題されたのではなく、古文の中で漢文が一部引用されており、それについて設問で問われているという形でした。

結論から言うと、2019年も出題される可能性は十分にあると思っています。

しかしガッツリ二次試験としての漢文対策をする必要はありません。

あくまで二次試験対策は古文を中心にし、漢文はセンター試験のための勉強をしっかりと行ってください

センター対策がきちんとできていれば十分対応可能な程度の問題であるとも思います。

ここからさらに京都大学の漢文について、

  • どのような問題が出題されたのか
  • 難度は?
  • 配点は?

などなど、みんな色々気になる点があると思うので、そのあたりについてお伝えしていきますね。

出題のされ方

まず繰り返しになりますが、漢文が出題されたのは文系学部での問題です。

ではどのような形式の設問だったのかを見てみましょう。

2016年

本文の和歌中の表現が、ある中国の説話に基づくものであるとして、設問の中で漢文が引用されていました。

そして和歌中での表現と引用元である漢文とではどのような違いであるかを述べよ、というなかなかの難問。なお引用されている漢文には、返り点・送り仮名の両方がつけられていました。

2017年

本文中で作者が感銘を受けた詩として漢詩(七言絶句)が引用されており、その後半の2句を現代語訳せよという問題でした。

なお、傍線部には返り点は付けられていましたが、送り仮名はありませんでした。

2018年

『風雅和歌集』という歌集の序文(前書き)が出典だったのですが、この序文には漢文バージョンがあるんですね。

設問は、漢文バージョンの一節を引用し、その対応箇所を本文中から見つけ出し解釈せよ、というものでした。

難度

2016年

漢文がどうの、というより古文の問題が全部難しかったです。本文の読解も難しかったし、漢文以外の設問も難しかった。

出典は『伊勢物語』だったんですが、和歌だらけで受験生はかわいそうやった。

漢文の問題にも和歌とのからみがあって、受験生にとっては解きにくい問題だったと思います。

2017年

本文自体が2016年よりは読みやすかったため、問題も易化。

ただ、傍線部(漢文)には返り点はあったものの送り仮名は省略されていたので、個人的には漢文を出題したいという京都大学の思いは強くなったという気はしました。

2018年

2017年よりさらに易化したように思います。

前述したように、設問に示されている漢文と対応している箇所を見つけ、それを説明せよという問題だったのですが、対応箇所を見つけるのも簡単だったし、説明も、対応箇所を現代語訳するだけでほぼ事足りるというものでした。

ただ、本文が歌集の序文と言うことで、歌論を読みなれていない人にとっては和歌の抽象的な理念が理解できず、難しく感じられたかもしれません。

MEMO

結局漢文が出題されたとはいえ、古文の中で引用されているわけだから、古文の難易度に左右されるのです。

ただそれでも、東京大学や大阪大学、神戸大学などの大問で出題される漢文と比べればずいぶん簡単だし、対策の負担も軽いと言えるでしょう。

配点

過去3年間の出題がすべて小問1題分の出題だったので、配点は10点ではないかと思います(文系の古文は50点満点)。

けっこう大きいですよね。50点のうちの10点だと捨てるのも怖い。

理系はどうなの?

理系学部では出題の前例がありません。

では今後理系学部でも漢文が出題される可能性はあるのか。

私は十分あると思っています

文中で漢文を引用してることって実は意外と多くねん。注釈がついてる場合がほとんどやから、あんまり意識したことないかもしれへんけど。だから理系でも出題される可能性はあるよ。

うえの

ただ、理系は基本的には古文の小問が3問で配点は30点です。

とすると1問あたり10点なんですよね。

確かに30点中10点も漢文に使うかと言われたらそれは若干微妙なところ。

でも配点なんて変わる可能性大だし、1問あたりの配点を低くして小問を増やしてくる可能性だってあります

昔は理系では和歌は出ないと言われていたんです。

それが今では文系ほど難しくないにしろ出てるわけですから、私は理系学部の志望者にも漢文は出る可能性があると考えています。

で、対策は?

じゃあ京大志望者は漢文の対策、どうすればいいんですか?

京大志望者

絶対に言えることはセンター対策をきちんとしておくべきということ。

センター対策をしっかり行っておけば、京大の二次試験もおおむね対応は可能だと言えます。

そしてあくまで二次対策は古文を中心に行うこと。東大や阪大文学部、神大志望者がするような漢文対策は不要です。

漢文が出題される可能性が高いと言っておきながら、それでいいのって思うかもしれません。

当たり前ですけど勉強って順番が大事なんです。

古文の中での引用として漢文が出題されている以上、まずは古文の読解力をあげるべき。

漢文は書き下せば古文です。意味が分かってもよい答案を書けるかはそれはまた別の話。

うえの

しっかり答案を書けるように記述自体の練習をしておいてくださいね。

まとめ
  • 京大で漢文が出題される可能性は今後もある
  • でも古文の対策をメインにすべき
  • 漢文はセンター対策を十分にやっておく

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