勉強が計画通りにいかない時に試してほしい【3つのコツ】

今日は受験のメンタル面でのお話です。

勉強の計画を立てることはとっても大切。みんなも先生たちのアドバイスを聞いて、月間計画や習慣計画を立てていると思います。

ただせっかく立てた計画を、予定通り実行できなくて焦ったり不安になったりすることも多いはず。

 

「なんで出来ないんだろう?」

 

「自分に甘いのかな」

 

そんな風に自分を責める必要はまったくありません。

むしろそれが普通。私もそうだったし、今でもそんな時があります。

うえの

大事なのは、どうやったらできるようになるかを考えること。そして考えたらそれを試してみること。

というわけで、今日は立てた計画を予定通り実行していくための3つのコツを紹介したいと思います。

①勉強時間を記録する

これは、私が大学受験時に実践して、とてもとても効果のあった方法です。

みんな計画表、つまり予定ややるべき内容はしっかり紙に書くんですね。それももちろん大事。

ただですね、おすすめは内容だけでなく時間勉強した時間を書くことなんです。

これ、本当に効果があります。

だまされたと思って、2週間でいいのでやってみてください。

その記録の際のポイントとしては

このように、パッと見た時に勉強した時間の量が分かるような書き方にすること。

私は上の画像のように蛍光ペンで勉強した時間を塗りつぶしていました。

MEMO
個人的にはやった内容を細々と書かなくても十分効果はあると思います。書くことが続かなかったら意味ないし。画像のように、科目くらいでOK。

こんな風にすると、もうね、色を塗れないのが嫌やねん。

そんなバカな、と思うでしょう?でもほんと。

私はこのやり方で、夏休みの勉強時間を大幅に増やすことに成功しました。

私たちって知らない間に時間を無駄に使っているんです。自分が思っている以上に。

机に向かっている時間は長くても、意外と集中できていなかったりするもの。

この作業で自分がどれくらいの時間勉強できているのかをしっかり目で確認することができます。

それに自分の勉強時間をきちんと把握できていないと、むちゃくちゃな計画立ててしまうからね。

実行不可能な計画はモチベーションを下げるだけ。きちんとこなしていける計画をたてるためにも勉強時間の記録はとっても大切です。

たくさん色を塗れると、こんなに勉強したんだって自信や安心につながっていくよ!

うえの

②小さい作業を用意する

勉強っていうのは、やり始めの腰が重いねんな。でも、一度始めてしまうと案外その後は集中力を保って勉強に取り組めたりする。

なかなか机に向かう気が起きない時に、英語や国語の長文読解なんかに取り組むのはあまり得策ではありません。

効果的なのは、小さい作業に取り組むこと。

受験生くん

「小さい作業」って何ですか??
小問集合の問題集がおすすめやで。

うえの

たとえば、

このような小問集合になっている問題集などは、1題解くのに1分2分しかかからないわけです。

気分がのらない時は、まずこのような小さな作業から始めていって、のってきたら長文読解や理系科目の大問演習など重い勉強に切り替えて行きましょう。

そして、最後に…

③キリの悪いところまででいい

これはみんな意外に思うかもしれませんね。

私はこれを知ってから、仕事や勉強の効率がめちゃくちゃ上がりました

今でも仕事をすすめる上で、この点はすごく意識してるよ。

うえの

これ、以前働いていた法律事務所の先輩から教わったんです。

今から10年ほど前に、法律事務所で働いていたわたし。事務所の方針で行政書士という資格を取らないといけなくなって、試験のための勉強をしていました。

職場でも手の空いている時は勉強していいことになっていたんですが、電話が鳴ると出ないといけないし、お客さんが来ると対応しないといけません。

とにかくまとまった時間が取れず、勉強がいちいち中断されるんです!!!

て、仕事やから当たり前やねんけどな。むしろ仕事中に勉強していいとか恵まれてすぎ。

しかし久しぶりの受験勉強にすっかり参っていた私。

もっと難しい資格試験の勉強をしながらバリバリ仕事をこなす、神がかった先輩に泣き言を言った。

せんぱい、全然勉強がすすまないんです。まとまった時間が取れなくて、いつも中途半端なところで終わっちゃうんです。

うえの

神せんぱい

わざとそうしてるよ。そのほうが続きやる気になって勉強時間も増えるから。
わざと?え?せんぱい、ど、どうゆうことですか??

うえの

神せんぱい

例えば朝7時から9時まで勉強して、ちょうどキリのいいところで終わったとするやん?

朝キリのいいところで終わってるから、仕事で疲れてたりすると今日はもういいかなってその日は勉強しなくなってしまうねん。

たしかに!それめっちゃ分かります!

うえの

神せんぱい

だから私は、朝はいつもわざとキリの悪いところで終わらせて、仕事終わった後に続きやるようにしてる。

もちろんできない時もあるけど、そのほうが結局1日の勉強時間多くとれるから。

本当に、この話を聞いた時は衝撃やった。

私はいつも中途半端なところで終わってしまう自分に自己嫌悪を感じていたし、中途半端な時間しかない時は、勉強しても仕方がないと思ってたから。

なるほど、そういう考え方もあるんかー…。

うえの

すごい人の言うことは、つべこべ言わず見習うに限る、これが私の人生のモットー。

そこで私もわざと中途半端なところで勉強を終わらせることにしたところ・・・

本当に、勉強時間が増えました

ほんまに、続きやらないと、ってなるねん!!

こうして資格試験にも無事合格することができたんです。

MEMO
ちなみにこの「あえて中途半端で終わらせる」作戦のことをツァイガルニク効果って言って、心理学的にも実証されている人間の心の働き方のようです。

まとめ

とにかく物は考えよう。

もちろん立てた計画を一つずつテキパキ片付けていけるに越したことはありません。

ただそれができなかった時、中途半端にしか勉強できていないという罪悪感を、勉強時間を増やすためにあえて中途半端で終わらせるという戦略を取っている、という考え方に変えてみてください。

私もふくめ、人間みんな自分のできていないところばかりに目がいきがち。

受験生くん

3時間も机に向かってたのに、全然集中できなくて問題1問しか解けなかった…

ます集中できないのに3時間も机に座っていられた自分をほめましょう。そこで投げ出してしまわずに、机に向かっていられたあなたは間違いなく成長できます。

集中できなかった自分を責めるのではなくて、大事なのは、集中できない時にどんな風にすれば勉強を続けられるのか、その対処法を知っておくことです。

自分の頭でどうしたら計画を実行できるのか、よりよい方法を考えて試してみること。

人生はトライ&エラーの末に切り拓いていくものだと私は思っています。

今日はみんなに、勉強を計画的にすすめて行くときの3つのコツを紹介しました。

受験生くん

ほんまに効果あるん?

そう疑いたくなる気持ちもわかる。

もちろんあなたにはこの方法は合わないかもしれない。でも私が今日提案したことは、試してみることに何のリスクもないと思うよ。

3つのうちの、1つでも当たればラッキー、って思って軽い気持ちで試して見てね。