成績が伸びる生徒の必須条件★質問にすべてのセンスはあらわれる!

こんな記事を書いたら、

受験生くん

え…。こんな質問していいのかな?

ってみんなを遠慮させてしまうことにならないか、心配なんですけど…。

けど、本当に大事なことだと思うので言います。

私の元には日々漠然とした曖昧な質問が続々と寄せられている。

たぶん、その人たちはこの記事読んでくれてない人やと思うけど(そう信じたい)。

私はLINEでみんなの質問や相談に答えていますが、時々ネットの検索で偶然この「国語が大事ドットコム」を見つけて、質問しましたっていう人がいるねんな。

それ自体は全然かまわないし、むしろウェルカム☆

ただ質問が漠然とし過ぎていて、本当に答えにくいことが多いんです。

受験生くん

国語は何をやればいいですか?
まずあなたは何年生?

志望校は?

国語の勉強は今まで何をやって来たの?

そしてあなたは誰?

うえの

不思議なことに気付いたんですけど、LINEでこっちに丸投げの漠然とした質問してくる人って、名前を名乗らないんです。

ちょっと話がずれてしまったけど、きちんと自分で分からないことを掘り下げようとする姿勢は、必ず相手に通じます。

本当にこれだけは信じてほしい。具体的な質問をすれば、必ず具体的な答えが返ってきます

質問力はとにかく具体的にするように心がけてください。

質問力って大事

MEMO
以下は2017年のプロジェクト41(12月17日)の記事で書いた雑談です。

今週はちょっと真面目な話です。他の先生にも共感を得られるんじゃないかと思っています。

この子は成績伸びるやろうなって思う生徒の条件。それは必ず質問が具体的なんです。こっち(講師)に丸投げの質問をしない。

丸投げの質問とは、たとえば国語で言うと、

受験生くん

この文章全然できなかったんですけど…

こういうのです。

最初に断言しておきます。漠然とした質問からは漠然とした答えしか返って来ません

例題

あなたはお菓子作りの名人です。こんな質問を受けました。

手作りチョコを作ろうとしたら全然うまく行かなかったんですけど、どうしたらいいですか?

この質問で、お菓子作りの名人であるあなたは、適切なアドバイスができるでしょうか?

無理ですよね。

では、この質問のどこがダメなのかを考えてみましょう。

私は、質問は具体的に、と言いました。ということは抽象的な質問がダメだということです。

つまり、…

手作りチョコを作ろうとしたら全然うまく行かなかったんですけど、どうしたらいいですか?

太字にした、「全然うまく行かなかった」。ここが改善したいポイントやんね?

ということは「全然うまく行かなかった」内容を具体的に伝えなあかんねん。

板チョコ買ってきて、小さく砕いて鍋に入れて、火をかけたんですけど、全然溶けないんです。

こういう風に、せめて自分がどのプロセスで躓いたのかを説明しないと。

そしたら、お菓子作りの名人であるあなたは答えてあげられるはず。

あなた

直接、チョコを火にかけたらあかんで!

チョコを溶かすのは湯せんっていって、お湯を沸かして、ボウルに入れたチョコをお湯につけて、間接的に熱を通して溶かすんやで。

えっ!そうなんですか?!知らなかった。ありがとうございます!!!!

うえの

MEMO
チョコを溶かす「湯せん」なる作業の存在。講師1年目の18歳の冬、私は当時の生徒に教えてもらいました。

成績を伸ばせる生徒は必ず質問が具体的。だから答える側もすごく答えやすいんです。

これ、どんなことであってもモノを学ぶ上で共通する重要なことだと思っています。

自分が知りたい答えを得るためには、自分が聞きたいことを掘り下げる

受験生くん

もうわからーん、どうしたらいいのー?!?!

そうなってしまう気持ちもよく分かる。何が分からないのかすら分からない時もあると思います。

ただ、それでもできるだけ具体的に質問するということを心がけてみて。

私は、このとっても大切な勉強のコツを、生徒のみんなから教えてもらいました。

だから自分が分からないことを人に聞くときは、最大限に具体化して質問するよう心がけています。

理解ができない自分に向き合って掘り下げていくのって、正直かなりめんどくさい。それはほんまに分かる。

けど、そこから逃げずに向き合えば自分が思っている以上の答えが得られると思うよ!!