プロジェクト41【36】今週の勉強内容と今日は母の日

第1回河合塾全統マーク模試が終わり、たくさんの報告を受けました。多くの子がしっかり国語を得点できていて安心したし、とてもうれしく思いました。お疲れさま~~。

模試の復習について

やり直しについて

受験生くん

模試のやり直しってどうやったらいいですか?

よく聞かれるんだけど、正直言って解説冊子をじっくり読む、なんてことは別にしなくていいです。

もちろんできるのなら、それに越したことはないけどね。

  1. 時間がなくて解けなかった問題を解きなおす
  2. 自分が間違った問題を見て、正解肢に納得できるか確認しておく

とりあえず、必ずやっておいてほしいことはこの2つ。

例えば、今回のマーク模試は漢文が簡単だったんだけど、いくら簡単だったからと言って、時間が5分しかかけられなかった、という状況だったら点数とれるはずないやん。

要は、「自分がどうしてその問題を解けなかったのか」ということをちゃんと確認しておいてほしいのです。

模試の日の記憶が薄れてしまわないうちに、はやめにやっておいてね。

うえの

点数に波がある

受験生さん

点数に波があるのですが…

これも受験生に多いお悩みですね。

センター国語は①評論、②小説、➂古文、④漢文と4分野から出題されるのですが、この4分野の中で波があるという場合はあまり気にしなくていいです。

センター国語の問題って、4題のうち必ずどれかが難しくなるよう出題されているからです。

どれが難しいかは、その年度によって変わります。だから、4題の中での点数差についてはそこまで気にしなくていいかな、と思うよ。

うえの

ただ繰り返しになりますが、なぜその問題を間違ったのかという見直しは大切やで!

目標点数

問題は、総合した得点です。今回の模試の場合では140点は絶対にとってほしかった。

センター国語は問題によって点数に波が出やすいのですが、どんなに難しい問題でも160点はとれるというのが私の持論です。

つまり4分野の得点の内訳よりも、総合得点が重要だということ。

8月にある第2回のマーク模試は、160点を目標にしてください!

では今週の勉強内容です。

必須課題

  1. 『読んで見て覚える重要古文単語315』(桐原書店)敬語の章
  2. 『入試漢字マスター一八〇〇+』(河合出版)の第1章145~216
  3. 『古文上達 基礎編-読解と演習45』(Z会)4~6

①古文単語

今週は敬語です。模試の前にも見直してもらったと思うけど、今週もう一回見ておこう。

二次試験対策のクラスの答案を採点していると、敬語の訳出ミスの減点が何と多いことか!!

せっかく内容は合ってるのに、もったいない。

うえの

センター試験でも、敬語の訳で選択肢が判断できることが多いからね。

②漢字

今週は第1章の145~216です。とりわけ東大・阪大・神大志望の人。

これらの大学は、解答欄のスペースが狭かったり、字数制限があったりと、答案を簡潔にまとめる能力が求められます。

漢字は、少ない文字数で多くの意味を表現できる最強のツール!

書き取り問題の対策としてだけでなく、答案を書く上で必要な語彙力の補強にもなるので、スキマ時間を利用して勉強しておいてね。

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③『古文上達 基礎編-読解と演習45』(Z会)

今月からこちらも必須課題に加えました。

この問題集は

  1. 古典文法の復習ができる
  2. 欄外に重要単語を抜き出してくれている
  3. 古文常識の補足情報の説明が充実している
  4. 様々なジャンルの文章をあつかっている
  5. 1テーマを演習するのにそれほど時間がかからない

という点で本当におススメ。

センター試験だけでなく、二次試験対策にもなるよ。

この問題集をすすめて行くペース
1週間に3テーマずつすすめて行きましょう。

なので今週は4~6です。この参考書はずっと前から薦めているものなので、すでに取り組んでくれている人も多いと思います。その場合はもちろん続きからでOK!

できれば1日ですべて終わらせてしまうのではなく、2日か3日でやってほしい。

うえの

プラスα課題

①古典文法

本当に何回も同じことを言うけど、古典文法のマスターなくして古文の成績アップはありえない

漢文だって古典文法の知識は必要なんです。特に、二次試験で古文が必要な人、私大を受験する人は古典文法の体系的な勉強はマストです。

今から問題集を解いている時間はないので、私がyoutubeで公開している古典文法の動画講座を見て、とりあえずひと通りのインプットを済ませよう。

全部見なくても、自分の苦手なところ、未習のところだけ見るのでもOK!

うえの

動画授業はこちらの記事から視聴できます。

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1講座につき最長でも15分なので、スキマ時間を有効に活用すれば他の教科の勉強とも余裕で両立が可能やで。

 

動画授業の書き込みプリントはここからダウンロードしてください。

プリントをダウンロードする

②『ステップアップノート10-漢文句形ドリルと演習』(河合出版)

最近漢文が苦手だという人が本当に多いんです。確かに古文に比べてちょっと点が取りにくくなっていることも事実。

まずは、句形の勉強から始めて行きましょう。

この問題集をすすめて行くペース

1日1単元、週2日が目安です。

句形の小問の後に読解問題がついているんだけど、進めるのに時間がかかってしまう人は読解問題はいったんとばして、先に句形の小問だけをやるといいよ。

うえの

③『入試現代文へのアクセス‐基本編』(河合出版)

この問題集をすすめて行くペース
1日1もしくは2単元、週1日、もしくは2日が目安です。
この問題集は現代文で頻出のテーマや単語の意味が分かりやすくまとめられているから、解説までしっかり読み込んでね。

うえの

以上、今週はここまでです。

今月の勉強内容はコチラ。まだ読んでいない人は目を通しておいてね。

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今週の雑談

今日は母の日ですね。

お母さんととっても仲良しな人もいれば、しょっちゅうケンカしちゃうっていう人もいると思います。

みんなの相談を受けていると、けっこうご両親のお話になることが多いねん。

例えば、私立大学を受験する、地方の大学に出願する、医学部を受ける(受けない)などなど、どうしてもご両親がどんな風に考えていらっしゃるのかを私も聞くからね。

また一方で、みんなと話すほどではないけれど、ご両親(圧倒的にお母さんですが)からお話を伺うこともあります。

ガイダンスや面談で、最近はブログからのご相談をいただくことも増えました。

「授業についていけていますか?」

「成績がよくないので心配です」

というものから

「体があまり丈夫ではないので、無理せず今の学力で合格できる大学に行ってほしい」

「中学受験がうまくいかなかったので、大学受験は自分の行きたい大学に合格して、自信を持ってほしい」

というものまで。

けっこうお母さんたちは、「直接子供に言ったことはないんですが…」といろんな話をしてくださいます。

そんな話を聞くたびに、大切な子供さんをお預かりしているんだなってしみじみ痛感する。

直接言われるとイラっとすることもあるかもしれないけれど、今日は母の日。

感謝の気持ちを一言、お母さんに言ってみましょう。

私も言います!