2020年受験生のためのセンター国語の勉強法【完全版】

2020年1月をもって廃止されることが決定したセンター試験。本記事ではそんな最後のセンター試験を受験する受験生のために、センター国語の勉強方法をまとめています。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

2019年のセンター試験を終えて

古典が得点源に!

平均点が10点もあがったことから分かるように、2019年のセンター試験の国語は易化しました。

その原因は明らかに古典(特に漢文)!

小説で少し苦戦した生徒がいたような印象を受けたけど、現代文も決して難しかったわけではなく標準的な難度だったと思う。

個人的には、2020年の漢文はもう少し難しくなることもあるかなぁという気がするけど、古文に関しては大幅な難化はないと考えています。

とにかく得点源は古典(古文と漢文)です!

国語の傾斜が高い大学や医学部志望者は要注意

国語が易化したのは喜ばしいんだけど、国語の傾斜が高い大学や医学部志望者にとってはなかなか高いハードルとなりました。

最後のセンター試験は8割とれて当たり前。そんな感じになるかもしれません。

傾斜配点について知りたい人や医学部志望の人はぜひ次の記事を読んでみてください。

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センター国語の勉強法

以下、センター国語のための勉強を順番に説明していきます。自分がすでに学習済みの箇所については飛ばしてもOK。でも必ずこの順番ですすめていってね。

①古典文法

まずは古典文法です。もちろん学校の授業でしっかり頭に入っている人もいると思いますが、とっても重要な得点源です。単語と違い、きちんと理解して覚えれば忘れにくいものなので、真っ先に終わらせてしまいましょう。

国語が大事ドットコムでは、次の2つの勉強法を提案しています。

動画授業

動画を視聴した後も、内容をいつでも思い出せるように講義はプリントに書き込む形式になっているので、何度も見直す必要はありません。もちろん無料だよ。

動画は以下の記事から見られます(教材のダウンロードも)。

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動画はYouTubeで「うえのあい」と検索しても見られるよ!

うえの

教材

古典文法はこの1冊だけでOK!

ちなみに、この問題集は最初に紹介した動画講座の復習用教材としても推奨しています。

この問題集は、すすめて行く順番が大事なので以下の記事を参考にしてね(この記事から動画の視聴も可能です)。

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②古文単語

古文単語、大事です!本当に本当に大事。100万回言います。古文の得点は古文単語の暗記量に比例するから、国語の勉強がどんなに嫌でも古文単語だけはやった方がいい。

まずおススメの単語帳はコチラ。

この単語帳を使って単語を覚えて行く方法についてはこちらの記事にまとめています。

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受験生くん

もうすでに他の単語帳使ってるんですけど…

そんな人はもちろん無理にこの単語帳を買い直す必要はありません。単語帳は覚えやすければそれでOKだし、逆にどんな単語帳を使っても、自分が頑張って覚えるしかない。

私が思う、古文単語の勉強のポイントや、良い単語帳の条件をまとめている記事を貼っておくので参考にしてください。

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③漢文句形

古典文法と違ってなかなか頭に入りにくい漢文句形ですが、漢文における「文法」なのでもちろん学習はマストです。

おすすめの参考書はコチラ。

句形の問題集っての小問しかついてないものがほとんどなんだけど、この問題集は長文読解の演習もできるのが最大のおすすめポイント。

重要漢字の読みや、漢文常識についても学べるよ!

うえの

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④古文読解

基礎事項の学習が終わればいよいよ読解演習です。

MEMO
なお、この問題集は高等進学塾のオプション講座「古文道場」の指定教材です。
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続いてもう1冊。

この問題集は、文法・単語・読解・古文常識がバランスよく学習できる良書。

1単元あたりの分量が少ないので、あまり古文に多くの時間が割けない人でも、コツコツとすすめて行くのにぴったりなんです。

ただしこの問題集は、国語の勉強に着手したのが遅くて時間がないっていう人はやらなくてもかまいません。

他の分野に比べて古文を特に強化したい人や、他の問題集などをもう終えてしまった人におすすめしたい問題集です。

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⑤漢文読解

センター試験の漢文だけに特化した問題集って本当にない中、この問題集は本当に貴重。色んなジャンルの文章を幅広く扱っているし、難度もセンター試験に合っていると思います。

MEMO
なお、この問題集は高等進学塾のオプション講座「古文道場」の指定教材です。
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⑥現代文

さて、古典分野の学習にひと区切りついたら現代文です。現代文でも古文・漢文と同じシリーズのコチラを推薦教材にあげたいと思います。

この問題集のいいところは、小説も評論と同じ数(10題)の問題が収録されている点です。

小説が苦手な受験生がとっても多いんだけど、小説ってどうしても評論に比べて参考書や問題集の扱いが軽いんよね。

なので、小説をたっぷり練習できるこの問題集は非常に貴重なんです。

ただし、この問題集に着手する上で気を付けてほしいことがあります。

それは、あまり早くに終わらせないこと。

この問題集、わりと有名なんです。だから知ってる子も多くて、現代文が苦手だから何をやったらいいですかって聞きに来た子にこの問題集を紹介したら、「もうやりました」って言われちゃうことも多いんよね。

この問題集をやり始めるのは、高3生のゴールデンウィークが終わったくらいからでいいかなって思います。

とにかく、古文・漢文の暗記を定着させることを優先させてほしい!

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受験生さん

現代文が苦手すぎて、今すぐ何かしたいんですけど…

そんなあなたにはこの問題集をおすすめします。

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センター国語は本文中に解答根拠を見つけられるかどうかがカギになるので、その練習をするのにピッタリだよ。

⑦過去問演習

さて、ここまで終わったらいよいよ過去問演習です。

ただし、過去問演習も私はあまり早くから始めることを薦めていません。

どんなに早くても8月後半、なんなら10月くらいからでいいんじゃないかと思ってる。

受験生さん

過去問は赤本を買うの?黒本?

受験生くん

追試も解いた方がいいの?

などなど、過去問演習についての質問はとっても多いのでこちらの記事にまとめています。ぜひ読んでおいてください。

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あと、過去問演習と並行してやってほしい問題集についてはコチラ。この記事にもぜひ目を通しておいてほしい!

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いざ本番!

さぁ、いよいよ本番です。

非常に質問の多い、時間配分や解く順番についてまとめました。ちなみにこの記事は当ブログで1番読まれている記事です。

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あと、当日の心得や注意事項もまとめているよ。

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以上がセンター国語攻略までの全ステップです。

国語はなかなか勉強の成果が得られないような気がしてどうしても対策が後回しになりがちですが、ここで紹介したような対策をすれば、必ず得点アップにつながるよ。

記念すべき最後のセンター試験を受験するみなさんが、2020年に志望校合格を勝ち取られるよう応援しています☆