今週の国語
あっという間に7月も終わりですが、夏休みの勉強は計画通り順調にはかどってる?
暑いしコロナも新しいのめっちゃ流行ってるし、色々大変やけど今週も頑張りましょう。
では、今週の勉強内容です。
現代文
先週から、この問題集の評論と小説を1題ずつ解いていってもらっています。
今週は評論の第4問と小説の第4問!
古文単語
今週はまた再び第1章に戻りましょう。単語はくり返しが大事。文章を読む経験が増えれば、単語帳を見た時の覚えやすさもアップするよ。
単語の知識はほんとに得点に直結するので、国語を勉強する時間がなかなか取れない時も、古文単語だけは勉強しておこう。
古文読解
マーク式基礎問題集の第19問と第20問を解く、もしくは復習する。すでに解いた人は、選択肢より本文に重点を置いて復習してね。
漢字
そして今週も漢字。語彙力がアップするので、必ず勉強しておいてほしい!
今週の範囲は書き取りCの121~240です。
うえの
今週の雑談
その小説の存在は知っていました。数年前から。売れに売れていることも知っていました。いつも本屋に平積みだから。
でも私が読む本ではないと思っていたの。
本屋大賞を受賞した辻村深月さんの『かがみの孤城』です。
文庫の上巻の裏表紙に書かれているあらすじを紹介します。
学校での居場所をなくし、閉じこもっていた”こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような建物。そこにはオオカミの面をつけた少女が待ち受け、こころを含め、似た境遇の7人が集められていた。城に隠された鍵を探すことで願いが叶えられるという。全てが明らかになると来、驚きとともに大きな感動に包まれる。
この表紙からして、アラフォーが読む本ではないやん。何てったって主人公の「こころ」は中学1年生ですから。完全に対象外だと思っていたのです。
じゃあ一体何で読むことにしたのかというと、地元の図書館にたまたまあったから。
この本すっごく人気で常に予約が入ってて、書架に並んでるの見たことがないんです。けど、その日たまたま上巻だけフリーな状態で本棚に並んでてん。
で、なんか借りないとそんな気がしたから借りたという、まことにショボい理由なんですが、まぁほんまにいろんな意味で裏切られたよね。
主人公の「こころ」はいわゆる不登校の女の子なんだけど、初めは、
「いやー、こころちゃん、もうちょっと強くなろうよ、自己主張しよう」
って思ってたんやけど、だんだん「こころ」が不登校になってしまった理由が明らかになっていくにつれて、いいよいいよ、学校なんて行かなくていいって胸がつまる想いでした。
しかし今時の中学生ってあんな残酷なんかな?。
鏡の向こうに異世界があるっていうだいぶぶっ飛んだ設定なのに、作家の筆力でぐいぐい引きつけられて、姫路校に向かう電車の中で上巻を読み終わり、いつ借りられるか分からない下巻を待つなんてできなくて、姫路の本屋で買いました。
たぶん生徒のみんなの中には読んだことある人もいるんじゃないかな。もしまだ読んだことがなければ、受験が終わったら読んでみてほしい。
大人にも読んでほしいとすごく思ったな。
私は知っていますよ、講師の先生方、高進スタッフのみなさんがこまめに当ブログをチェックしてくれてることを。
いつもありがとうございます。ぜひ「かがみの孤城」、読んでみてください。何なら貸します!下巻だけ持ってるの気持ち悪いから、1回読んだのに上巻も買ったので。
「こころ」の他に、同じ境遇の中学生が6人いるんだけど、その誰かには自分の青春時代を重ねてしまうはず。その理由は読めば分かります。
全部結末知ってから、もう1回最初から読みたくなる本。いろんな所に伏線があって、先の展開を予測するのも面白いよ。まぁ私は全く最後まで気づかんかったけどな。
というわけで、今日は久しぶりにほんま時を忘れて読んだ小説の紹介です。
作家ってほんますごいな。