古文においてとっても大切な文法の確認と、読解の演習が1冊でできるおすすめの参考書があるので紹介します。
この問題集のすすめ方
⑴文法問題を解く
この参考書は文法のテーマごとに構成されています。目次を見てもらったら分かるのですが、テーマごとに古典文法について簡潔な説明があり、そのテーマに関連した問題がついています。まずそれを解く。
文法に自信のない人は、先に文法問題をひと通りやってしまうことをおすすめします。一番最後の【10 和歌】はいいので、それまでの文法問題だけを先に解いてしまってひと通り古典文法を定着させておこう。
⑵読解問題を解く
次のページには、各文法のテーマを確認できる読解問題が収録されています。これがとてもイイ!
本のタイトルは基礎編とありますが、東大や京大で実際に出題された文章もあって、なかなか読み応え、解き応えがあります。なので苦手な人はそれなりに時間がかかってしまうかも。
前述したように古典文法に自信のない人は、⑴の文法問題を先に解くことをおすすめします。
⑶読解問題に出てきた重要単語を単語帳で確認する
この読解問題は本文の下に古文常識と重要単語がまとめられてあるんです。古文常識に目を通し、重要単語は単語帳でチェックしよう!
この問題集を最後まで解けば、
- 古典文法の総復習
- 重要単語の文脈に応じた訳し方
- 古文常識
がしっかり身に付きます。
【5 助動詞】【6 助詞】【9 敬語】の3分野が特に大切なので、重点的に取り組んでくださいね。
この問題集に取り組む時期
基礎力を養成する問題集ではあるので、可能であれば受験年度の7月くらいまでには終わらせておきたい問題集です。
ただ京都大学の理系学部を志望している人や、私大志望の人などであまり古文の学習に時間がとれなかった人は、7月以降であっても演習することをおすすめします。