今日は市販の参考書でできる古文の勉強法を紹介します。古文は暗記事項が多いけど、そこさえがんばれば本当に得点源になるよ!
単語・文法・読解を正しい順番でバランスよく勉強しましょう。
古文単語
古文を得点源にする上で、絶対に避けて通れないのが古文単語の暗記。
設問を解くためのキーになるだけでなく、本文の内容を正しく理解するためにも、絶対に古文単語の知識は必要です。
うえの
①『マドンナ古文単語230』(学研)
マドンナ古文単語230 パワーアップ版: 別冊単語カードつき (大学受験超基礎シリーズ)
入試に必要な古文単語は300語程度です。なので、この単語帳では少し語彙量は足りないのですが、その分1つ1つの単語についての説明は非常にしっかりしています。
入試までに10カ月以上ある人は、まずこちらの単語帳で古文単語の基礎を勉強してから次の単語帳にすすみましょう。
時間がある人はこの『マドンナ古文単語』を何周かしてからの方が、②の暗記もしやすいので、ぜひそうしてみてください。
②『重要古文単語315』(桐原書店)
間違いなく、市販の古文単語帳の中で最良の書だと思います。
この単語帳については、使用法を詳細に書いていますのでこちらの記事をご覧ください。
古文単語帳を2冊!?って思うかもしれませんが、このダブル使いが本当におススメです。高2までに①の『マドンナ古文単語230』を終わらせ、高3でしっかり②に取り組んで行こう。
古典文法
古典文法はこれ一択です。
③『ステップアップノート30‐古典文法基礎ドリル』(河合出版)
古典文法は、やみくもに暗記するだけではダメ。体系立てて理解しなければならないので、それなりに時間がかかります。
うえの
古典文法が分かっていなければ漢文句形の勉強にも支障が出るよ。
古典文法の勉強はこの1冊だけで大丈夫です。でも絶対に受験年度(高3)になるまでには終わらせてほしい1冊。
この問題集はすすめて行く順番が大事なので、必ず次の記事を参考にしてください。
動画授業とあわせて使う
国語が大事ドットコムでは、無料の古典文法動画講座を公開しています。
ここで紹介している『ステップアップノート』は動画講義の復習教材としても使用を推奨しています。
この参考書はダラダラやらずに、短期集中で終わらせてね!
読解
さて、上記③までが終わればいよいよ読解問題の演習をはじめて行きましょう。
受験生くん
うえの
たしかに古文単語って、終わらせるって言ってもどこまで完璧にすればいいか分からないよね。
なので、③の単語帳に関しては次に説明する読解問題の演習と並行しながらでOKです。
④『マーク式基礎問題集・古文』(河合出版)
ひと通り古文単語や古典文法の勉強が終わったら、いよいよ読解の練習をして行きましょう。
センター対策用の問題集ですが、二次試験で古文がいる人や私大志望者にもおすすめの1冊です。
⑤『古文上達 基礎編‐読解と演習45』(Z会出版)
この問題集は、文法の確認と読解演習が同時にできるスグレモノ。単語や古文常識の定着にも役立つよ!
私大志望者
私大を志望している人も、①~⑤までの教材を勉強していくことをおススメします。
特に私大は古文単語や文法の知識が大きな得点源になるから、くり返し学習しておいてくださいね。
うえの
二次試験対策
二次試験対策の問題集としては、まず先述した⑤までを遅くとも7月までに終わらせておいてください。
⑥『得点奪取・古文』(河合出版)
この問題集は、本格的な二次試験の対策教材として、非常におススメです。
その理由は、採点基準が明記されているから。
記述の解答って、自分で採点しにくいんですよね。その点この問題集は、得点の要素をちゃんと書いてくれているし、別解や部分点の発生についての説明もわかりやすい。
また様々なジャンルの文章をまんべんなく問題にしてくれている点も、とてもよいと思っています。
うえの
また、この問題集はけっこう難しめ。センター試験での得点力がない人はまず、センター対策の勉強をするべきでしょう。
以上、おススメの市販教材のご紹介でした!