やらないといけないことがいっぱいある。なのに、どうしても勉強する気が起きない…。
ありますよねー。あるある。
今日はそんな時の対処法について、書いてみたいと思います。
やる気が出ない時は
やらないといけないことが多い時に限って、手をつける意欲がおきない…。
受験生のみんなだけでなく、そんな日は誰にだってある。
もちろん私にだって。
そんな時に私が意識していることを、今日はみんなに紹介したいと思います。
これまでの私
これまで、私は「面倒なことは先に片づける」タイプでした。
なんか期限ぎりぎりになって焦るっていうのがすごい嫌やってんな。
ところが、面倒なことって自分が認識してるくらいやから、なかなかやり始めるまでにとにかく時間がかかるわけです。
「ああ、やらなあかん…。」
「今日もできなかった…、明日こそはやらないと。」
みんなも分かると思うけど、とにかくこんな風にずっと頭の中にある罪悪感や義務感がしんどいわけです。
会社で働いていた時、大手の予備校で働いていた時、いつも私は「やらないといけないこと」に追われていました。
常に期限を把握して、遅れないようにすべきことを手帳に記入して、時間管理して…。
そんな風に計画を立てても、自分のやる気が起きなかったり、不測の事態が起こったりして、結局終わらなくてバタバタする。
そんな毎日を送っていました。
けど、最近少しそれが変わってきたなって感じるんです。
計画を立てなくても、すべてが期限通りに終わるようになったんです。
私がしたことは、たった一つ。
好きなことからやってみる
そう、優先順位を変えただけ。
好きなことからやってみることにしたんです。
さっきも言ったように、これまでは、やりたくないことから(あるいは期限が迫っていることから)先に処理していたんだけど、それを一番気が進むことからやるようにしただけ。
そしたらその結果、面倒くさいと思っていることも早く片付けられるようになりました。
実はこれを私に教えてくれたのは、生徒のみんなです。
私はこのブログを去年から始めたのですが、これまでに何回か卒業生にインタビューさせてもらい、それを記事にしてきました。
[kanrenc id=”4383″]その記事のためのインタビューさせてもらった時に、ほぼすべての子が、受験勉強の中で「好きな科目」もしくは「好きな作業」を息抜きがわりにしていたんです。
例えば、「日本史のノートをまとめる」であったり、「センターの評論の問題を解く」であったり。
インタビューさせてもらった子以外でも、しっかり勉強時間取れてるなって私が思う子って、たいてい「好きな作業」を息抜きがわりにしてるねん。
それに気付いて、私もまねをさせてもらったところ…、明らかに仕事の効率があがりました。
私の場合、毎週絶対にしないといけないこととして、答案の添削があります。
例えば東大と京大で比較した場合、京大って東大の3倍くらいの記述量を求めてくるので、(ちょっと京大クラスの人にはちょっと言いにくいんですけど)、添削としては京大の方がめんどくさいわけです。
だから私はこれまでは必ず京大クラスの添削を先にやってたんですね。
それをさっき説明したみたいな気付きがあったので、東大クラスから添削するという順番に変えてみたところ…、
そしたらなんと添削全体にかかる時間がかなり短くなった。
というわけで、しないといけないことがたくさんある時は、気がすすむものから先にやるように変えてみました。
その効果
お伝えしているように、まず結果的に全体の作業時間が短くなる。これは驚くべきメリットでした。
そして「好きなことから始める」ことの効果はこれだけじゃなかった。罪悪感や義務感からも解放されるんです。
私にとっては、こっちの方がうれしかった。だって自分が頑張ってることで罪悪感を感じるなんか嫌やん。
みんな(=勉強)もそうやし、私(=仕事)もそう。
罪悪感って本当に人を消耗させる不毛な感情です。それを解消できたのは本当に私にとって大きな大きな収穫でした。
好きなことから始めるために
自分の好きなことを認識する
というわけで、やる気が起きない時は、勉強の中でも好きな教科・作業に着手してみましょう。
マンガ読む、とか、ゲームする、は無しな。勉強の中で、です。
そのためには、自分が好きな教科や作業を認識することが必要。
教科、は分かりやすいと思うねんけど、作業って意外と盲点だと思います。例えば、ノートをまとめる(間違いノートを作る)、とか単語帳を作る、とか、あんまり頭を使わないでできることがいいですね。
絶賛おススメなのは、聞いて書き写すだけでOKな古典文法の動画授業を視聴することです☆
嫌なこと、めんどくさいことは変動する
受験生くん
その気持ち、よく分かります。めんどくさいことを後回しにして、結局できなかったらどうしようって私も思ってました。
これは「好きなことから始める」を実践してみてから気付いたことなんだけど、めんどくさいこと、やりたくないことって変動するんですよね。
昨日めんどくさいなと思ってたことが、今日はそうでもない。
何なら2時間前にやりたくなかったことが、今はそうでもない、なんてことも大いにあるのです。
勉強の全体像を把握しておく
とはいえ受験とは、残念ながら「やりたくない勉強」をしなければならないもの。
やりたくないから、嫌いだからと永遠に後回しにすることは許されません。
まず、自分がしないといけないことを書き出してみましょう。
いったんは好きも嫌いも置いておいて、とりあえず自分の成績、志望校の傾斜配点などを考慮しながら、淡々とすべきことを書き出してみる。
で、やる気が起きない時に、その中の比較的気が進むものから手を付けていけばいいんです。
計画は週単位で
今まで説明して来たことを実践するには、勉強の計画は週単位で立てていくのがいいと思います。
週単位で、自分が今週すべき「こと」を書き出しておくんです。
うえの
もちろん頭の中で把握できてるなら、書き出さなくてもOK。
1日単位で予定を立てるとどうしても時間に縛られてしまうから、週単位がおススメです。
今までのやり方を変えてみて本当によかった!
今日は、私が生徒のみんなに教えてもらった、やる気が起きない時の対処法について説明しました。
私がこのやり方を教わって楽になったように、みんなの受験に対する気持ちが軽くなればうれしいな。