前回、保木本先生が指名してくれたのは数学科の岸本先生。
思えばきっしーとは本当に長い付き合いです。私が初めてきっしーに会ったのは、高校3年生の時。かれこれ19年も前のことやわ。
岸本先生
うん、そうやったと思う。卒論書かず逃亡するからって、きっしー研究室の教授に軟禁されてたもん。
まどかマギカと私
今回きっしーを指名してくれた保木本先生から、
保木本先生
っていう質問があるんやけど…。
岸本先生
惰性なんかーい!
私ふだん全然ゲームをしないから分かんないんだけど、「まどかマギカ」っていうのはもともとはアニメなんやんんな?魔法使いの話?
岸本先生
で、きっしーのハマっているゲームはアニメのキャラである魔法少女たちを敵と戦わせていくことで強くしていくものらしいんだけど…
岸本先生
何でも今まで育てて来た魔法少女を捨てるにはしのびなく、惰性で戦いに挑み続けているらしい。ほんま時間の無駄やん!
岸本先生
ほんまや!レベルが100/100でマックスになってる!しかも画面下にいる控えの魔法少女たちも軒並みレベルマックス!!!
岸本先生
そうやな、刑務所とかに入れられて時間ができたら見てみようかな。
受験を振り返って
もともと医学部志望だったというきっしー、受験生時代の話を聞いてみました。
岸本先生
・・・\(^o^)/
あ、そっか。きっしーの時ってまだセンターの英語100点満点やったもんな!
岸本先生
そうやな。センターの英語は今も昔も永遠に200点満点やわ。68点はなかなかインパクトのある数字です。
岸本先生
間違いなく英語が敗因だったと断言するきっしー。この自分の経験が今、生徒を指導する上でのベースになっているんだとか。
もちろん今こんな風に数学を教えているくらいだから、受験生の時から数学は得意教科。
岸本先生
確かに国語と社会デキるのは医学部受験においてはだいぶアドバンテージ。
岸本先生
なるほど…。それは思っちゃうよな。
何か一つ抜きんでた得意教科を持ってる子って、苦手科目をそれでカバーしようとしちゃうねん。
もちろん結果的にカバーできることは多いと思う。けど、絶対に苦手科目の穴を埋めようとする努力を怠ったらダメなんです。
受験生としての自分はつくづく甘かったと話すきっしー。
岸本先生
そうやね、すごく生徒への愛を感じるって言ってたし、私もそう思う。
岸本先生
苦手なものから逃げて、得意教科だけで何とか楽に、目の前のしんどいことを乗り切ろうとしていたかつての自分。
自分にもそんな時があったからこそ、同じような考え方をしている生徒はすぐ分かると岸本先生は言います。
岸本先生
本当にその通りだと思います。仮に苦手を完全に克服することができなくても、捨ててしまうのは絶対にダメだから。
昔の自分みたいになってほしくない。きっしーが生徒のみんなに接する時の根本的な思いはそこにあるようです。
高進が自分を成長させてくれた
1浪後、工学部に進学し、大学生になったきっしー。大学の友達と一緒に高進の講師採用面接を受けましたが、採用されたのはきっしーだけだったんだって。
私もそうだけど、講師になったばっかりの頃ってすっごく苦労しなかった?
岸本先生
そうなんや、それはすごい!じゃあ新人時代からけっこう順調な感じで今まで来たん?
岸本先生
なんと2学期から講座の担当を外されてしまったというきっしー。それはショックやなぁ。
でもさ、3年生になったからって何でいきなりそんなことになってしまったん?
岸本先生
岸本先生
受験生の生徒を教えるには問題を解く経験値も圧倒的に不足していたし、生徒に説明するアプローチの研究も全然できていなかったときっしーは振り返ります。
その時のアンケートの数字や、減ったクラスの人数まで事細かに覚えて語ってくれました。
岸本先生
でもさ、それまでのきっしーやったら、「もうやーめた」ってなっててもおかしくないやん?
何でそうならんかったの?
岸本先生
岸本先生
そこからどういう挽回していったん?
岸本先生
中谷先生にはこれまで何回も怒られたのだそうです。中でも一番記憶に残っているのが、きっしーが「眠い」だか「だるい」だかそんなことを生徒の前で何気なく言った時。
岸本先生
岸本先生
それ以来、そんなことは絶対に口にしないと決めたそうです。確かにきっしーからそういう愚痴っぽいことは聞いたことないわ。中谷先生からも。
岸本先生
岸本先生
前回のインタビューで保木本先生も言ってたけど、生徒を叱ることってすごく難しくって、私もいまだにあれでよかったのかなって悩むことがしょっちゅうあります。
私だけじゃなくて、他の先生もそうじゃないかなって思うんやけど、今までただの1回も「きっしーにこんなん言われた―」って怒ったり悲しんだりしてる生徒って見たことないねん。
私はそんな思いさせたことが何回もあると思う。だから、きっしーがすごいっていう保木本先生の言うことはすごくよく分かるんです。
きっしーは、上から目線で生徒のみんなを否定しているわけじゃないねん。そしてそのことが、生徒のみんなにもちゃんと伝わってるんやなと思ったよ。
大手予備校と高進
そう言えば、かつて超有名大手予備校に出講していたきっしー。ズバリ聞くけどなんで辞めたん?
というのも、きっしーは大手予備校でもすごく授業の評価が高くて人気だったって聞いたことあるんだよね。
岸本先生
私も予備校に出講してたことがあって、けっこう私は予備校での授業がぎっしり詰まった生活がけっこうしんどくなってしまったんやけど…。
きっしーはそんなことなかった?
岸本先生
岸本先生
そう!きっしーは授業だけじゃなくって、高進のビラ配りや各種のイベント・ガイダンスにも全力で取り組んでいて、私はきっしーのそういう所をとても尊敬しています。
あと講師の遠足「あばれ食い」や私のブログの企画にもすっごく協力的で、生徒へのメッセージなんかも必ずすぐに送ってくれるもんね。
岸本先生
岸本先生
楽しくはない受験勉強。逃げずに向き合わなければならないこともいっぱいあるけど、生徒のみんなが高進やMEDiCを選んでくれた以上は、楽しく過ごしてほしいと語る岸本先生。
私は高進の卒業生でもあるから、生徒として高進で過ごした楽しさも、講師として働く楽しさも両方知っています。
どちらの立場としても思うのは、高進はとにかく生徒との距離が近いってこと。
卒業生のみんなも高進のいい点としてよく挙げてくれるけど、私たち講師にとっても生徒との距離が近いことはものすごくモチベーションになるんです。
岸本先生
岸本先生
うん、全く同感。
「こんなことやってみたらどうかな〜?」って思ったことを形にすれば、試してみる機会を与えてくれる高進って働いている私たち講師にとてもすごく楽しい塾やねん。
高進を語る言葉としては本当にありきたりだけど、「生徒との距離が近い」。
私より長く高進で働いているきっしーにとっても、やっぱり最大の魅力はそこなんですね。
もし講師以外のことをするなら
あと保木本先生にも聞いたけど、
もし、講師以外の仕事をするなら何がしたい?
やっぱり医学部目指してたし、お医者さん?
岸本先生
え?ユーチューバーなん?
岸本先生
なんやろう、確かにそれは私もイケるような気がするな…。こんな感じ?
再生ボタンを押そうとしてしまった人がいれば、教えてください。きっしーがユーチューバーデビューする日が近いかもしれません。
次回のインタビューは
じゃあきっしー、次回のインタビューは誰にお願いしましょうか。
岸本先生
岸本先生
数学科の山崎先生ですね。分かりました!ちなみにザッキーを指名してくれた理由は?
岸本先生
岸本先生
それは間違いないね!
というわけで、次回は山崎先生にお願いしたいと思います☆
付き合いが長い分、他の先生とはできないような昔の話もできて本当に楽しかった。何より、いつもくだらない話しかしないきっしーの講師としての熱い想いを聞かせてもらえたのは、私にとっても大きな学びになったよ。
岸本先生、本当にありがとうございました☆次回の山崎先生のインタビュー記事は7月上旬の公開を予定しています!