共通テスト攻略のための現代文勉強法

2021年から始まった共通テスト。今日はその現代文の勉強法について、市販のおススメ教材を紹介しながら、何をいつまでにやればいいのか、詳しく解説します。

漢字の勉強はマスト

まず最初に言っておきたいことが、漢字の勉強についてです。

漢字の勉強ってみんなおろそかにしがちなんだけど、本当に大事。特に二次試験で国語が必要な人は…。

なぜなら、単に漢字の書き取り問題だけでなく、記述答案を作成する上で必要な語彙力を養うことができるからです。

特に東大なんかは簡潔に答案をまとめる必要があるため、熟語力が不可欠になります。となるとやっぱり漢字の勉強って大切やねん。

また、漢字の勉強は漢文対策にもなるよ。なので、スキマ時間を利用して少しずつ勉強して行って下さいね。

漢字のおススメ参考書

国語が大事ドットコムでは上の参考書を漢字の教材としておススメしていますが、学校などで配布されているもので代用してもOKです。

参考書選びの際のポイントとしては、言葉の意味が書かれているものにすること!

 

では、いよいよ読解の勉強法について説明していきます。

文章の読み方を知る

まず現代文の勉強において重要なのは、本文そのものの読み方。

現代文が苦手でなんとかしたいっていう人って、とにかく問題を解きまくるんですね。

とにかく何とかしたいって気持ちはよく分かる。でも現代文は数を撃てば当たる、という科目ではありません。

「対比構造」「論と例示の関係」

こんな言葉にピンと来ない人は、一度じっくりと本文そのものの読み方を勉強した方がいいかも。

おススメ参考書1

現代文の読み方だけじゃなくて、いわゆるキーワードについても結構たくさん紹介してくれているから現代文が苦手って子が一番最初に着手する教材としてはこれがベストだと思います。

できれば高2の間に終わらせてほしい問題集です。高3・高卒生の場合は、現代文が得意であれば少し簡単すぎるかなとも思うので、飛ばしてOK。

『入試現代文へのアクセス‐基本編』とその使い方

 

おススメ参考書2

『入試現代文へのアクセス‐基本編』が終わった後は、このドリルで徹底的に読み方の練習です。

こういう“読み方そのもの”を練習できる教材ってなかなかないので、現代文が苦手な人にはぜひやってみて。

これは高2の間か、遅くとも高3(受験年度)の6月までには終わらせてほしい問題集です。でも、6月を過ぎていても現代文に苦手意識のあるのなら解いた方がいいかな。

特に学校や塾、予備校で対策講座を受けていない人は、どうやって文章を読み進めたらいいか分からないと思うから、そういう人には強くお勧めしたい。直前期に解く問題集ではないので、なるべく早く終わらせましょう。

現代文が苦手な人におすすめの問題集『現代文読解ドリル』
現代文は、手あたり次第に問題を解いたってだめ。ちゃんと重点的に読む場所を知ってから、演習問題でアウトプットしていくことが大事やで。

上記2冊でしっかり読解法を学んだあとは、いよいよ問題演習です。

おススメ参考書3

「マーク式」というタイトルがついてるだけあって、この問題集は選択肢式の試験対策を想定して作られているのですが、二次試験で国語が必要な受験生にもぜひ解いておいてほしいと思っています。

その理由の一つとして、小説の問題が充実していることがあります。

二次試験で小説が出題される大学ってほとんどないので、二次対策用の問題集は基本的に評論がメインのものばかり。

国公立志望の人の場合、二次試験の前に共通テストを受けないといけないわけですが、評論はできるけど、詳論は苦手…って受験生が意外と多いねん。

だから共通テストでしか出題されないとはいえ、小説の対策もしっかりしておいてほしいのです。

これはかなり実践的な問題なので、高3(受験年度)になってから解いてほしい問題集です。共通テストまでのどのタイミングでもかまいません。

高2の間は『現代文へのアクセス』や『現代文読解ドリル』をやりましょう。

この問題集のすすめ方についてはコチラの記事に詳細にまとめています。ぜひ目を通しておいてくださいね。

おすすめ問題集『マーク式基礎問題集 現代文』の使い方と注意点

 

なかなか勉強法の確立しにくい現代文ですが、最大のポイントは、問題演習の前に読解方法をきちんと学ぶこと。

得意な人も、読解法を知れば、問題処理のスピードが上がったり、理解が深まるはず。

以上、市販の問題集で出来る現代文の勉強法でした☆