【国語の二次試験対策】センター試験が終わってからすべきこと

2018年のセンター試験も終わり、国公立志望者のみなさんは二次試験に向けて新たなスタートですね。

二次試験まであと40日。対策としては正直、

過去問対策以外に基本的に何もしなくていい!

うえの

これが本音です。

そんなわけで、二次試験対策上とっても大切な過去問演習なんですが、いくつか注意点があるので、今日の記事ではそれを皆さんにお伝えします。

まず冠模試を解きなおす

冠模試というのは「東大オープン」「京大実践」など、タイトルに大学名がつけられている模試のこと。

過去問を解く前に、まず冠模試のやり直しから始めましょう!

東大志望者・京大志望者の人は、オープンと実践(それぞれ夏と秋)の4回分、阪大・神大志望の人はもちろん秋の分だけOKです。

いきなり過去問を解いても、センター対策ばっかりしていたわけだから、けっこう「書く」ことに手間取ってしまう人が多いよ。

まずは模試のやり直しからウォーミングアップしよう。

うえの

模試の解説冊子には、採点基準が詳細に書いてあります。

話を覚えていても大丈夫なので、まずは答案を作ってみて、自分の答案に欠けている要素を確認してください。

冠模試がない場合
冠模試を受験していなくて、問題が手元にない場合は後の「過去問プラスα」のところで紹介する河合塾や駿台の教材で代用が可能です。

受験生くん

自分が受ける大学、冠模試ないんですけど…
私大を併願する場合は、先に2・3年分私大の問題を解いておくことをおすすめするよ。

うえの

私大を併願しない場合は、このステップは飛ばして次にすすんでください。

いざ、過去問を解く

さて、今日の本題。二次試験の国語は、大学によって全く傾向が異なります。

ですから過去問にまさる練習教材はないのです。そんな貴重な過去問をただやみくもに解くのはもったいなさすぎる。

というわけで、過去問演習の際は、以下のことに気を付けてください。

過去問演習は赤本(または青本)掲載分だけでOK

過去問どれくらい解いたらいいんですかー?っていう質問が多いんですが、最低でも赤本(または青本)に掲載されている分だけでいいよ。

もちろん可能であれば、もっと過去に遡ってやってもいいんですけどね。量も大事やけど、ペースがもっと大事なんです。

一気にやってしまわない

過去問を1日1題という感じで早々と解いてしまって、2月に入ったくらいに何やったらいいですか?って聞いてくる人がいるんだけど、それはペースが速すぎ。

過去問演習は週に1・2回で十分です。

過去問演習で大事なのは、解いた後の見直しなんです。

そもそも解くだけで(文系の人の場合は)2時間とかかかるわけやん?

他の教科の勉強もする中で、毎日2時間の演習時間をとって、十分な見直しができるはずがない。

過去問の演習は、週に2回が限界だと思います。

それに、例えば今日から毎日1題ずつやると、今週中にはほぼ赤本分の過去問が終わっちゃうよね。

今日と明日で自分の実力って伸びてると思う?

うえの

つまり私が言いたいのはこういうことです。

毎日解いても、その成長の差をあまり感じることができないのに対し、

過去問演習は週に1度程度にとどめ、その間にしっかりやり直しをした方が伸びるってことなんです。

過去問は添削をしてもらおう!

多くの卒業生が、直前期に過去問を受けたことで伸びたと言っています。なので、塾や学校の先生にお願いして添削指導をしてもらいましょう。

わたしの添削指導
申し訳ありませんが、直前期の添削指導は、クラス授業の受講生の方に限定させていただいています。

東大古文漢文・京大古文・国公立古文漢文・センター古文漢文クラスの生徒のみなさんは、気の済むまで何枚でも添削しますので、どしどし提出してください。

東大・京大クラスの人、もしもし万が一、出願校の変更があっても対応するので遠慮なく相談してね。

たまに一気に5年分くらい提出してくる人がいるんですが、上述した理由であまり得策ではありません。

過去問を提出し、添削を受けたものを見直してから、次の年度の演習をするのがベスト。

添削してくれる先生の都合などもあるから、完全にこのペースを守るのは難しいかもしれないけど、だいたいそんな感じですすめていってね。

うえの

過去問演習は実際の制限時間で!

国語ってどの大学も、本当に制限時間内に解くのが大変やねん。時間の感覚を身に付けることが合格のための最優先課題です。

だから過去問を解く際は、必ず実際の制限時間で演習してください

見直しはその日にしなくてもいい

演習して、その日にするのは赤本(または青本)の模範解答を見て、簡単に自分の答案とのズレを確認する程度でOK。

一気に全部をしっかりやり直したら、めちゃくちゃ時間がかかるし、集中力も持たないからね。

うえの

本文の見直しは翌日にしたり、添削をお願いした場合は答案が返って来てからでもOKです。

ただしあまり時間が空くのもよくないので、古文・漢文など本文そのものに暗記事項がたくさん含まれているものは、なるべく早めに見直しておこう。

過去問プラスα

直前期の演習教材は過去問だけで十分かと思うのですが、河合塾や駿台から出版されている補助教材もおススメしておきます。

  • 添削してくれる人がいない
  • 過去問を解いてしまって、演習する教材がない
  • もっともっと国語の問題を解きたい

採点基準が明記されているので、特に添削指導を受けられない状況にある人におススメです。

  • 【上】河合塾(東大・京大のみ)
  • 【下】駿台(東大・京大・阪大

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二次試験までの対策は、みなさんの得意科目がなんであるかによって大きく異なりますが、基本はあくまでも過去問演習に重点を置いてくださいね。

センターの結果が思うように出なくて落ち込んでいる人もいるかもしれないけれど、勝負はまだまだこれからやで。

センターのビハインドをひっくり返して合格した先輩たちはたくさんいます。

最後まであきらめずに頑張ろう!