受験生の皆さん、共通テストの受験お疲れさまでしたー。
共通テストが終わり、ほっと一息ついているかもしれませんが、国公立志望者のみなさんは今から二次試験に向けてラストスパートをかけなくてはなりません。
受験生さん
こんな人も多いと思うので、二次試験まで約40日、どのようにして国語を勉強していけばよいかについてまとめておきます。
まず冠模試を解きなおす
冠模試というのは「東大オープン」「京大実践」など、タイトルに大学名がつけられている模試のこと。
東大志望者・京大志望者の人は、オープンと実践(それぞれ夏と秋)の4回分、阪大・神大志望の人はもちろん秋の分だけOKです。
いきなり過去問を解いても、共通テスト対策ばっかりしていたわけだから、けっこう「書く」ことに手間取ってしまう人が多いんよ。なのでまずは模試のやり直しからウォーミングアップしよう。
模試の解説冊子には、採点基準が詳細に書いてあります。
話を覚えていても大丈夫なので、まずは答案を作ってみて、自分の答案に欠けている要素を確認してください。
受験生くん
もしあなたが私大を併願するのなら、先に2・3年分私大の問題を解いておくことをおすすめするよ。
受験生さん
その場合は仕方ない、過去問に早速チャレンジしよう!
いざ、過去問を解く
さて、今日の本題。二次試験の国語は、大学によって全く傾向が異なります。
ですから過去問にまさる練習教材はないのです。そんな貴重な過去問をただやみくもに解くのはもったいなさすぎる。
というわけで、過去問演習の際は、以下のことに気を付けてください。
過去問演習は赤本(または青本)掲載分だけでOK
受験生さん
最低でも赤本(または青本)に掲載されている分はやっておきましょう。
もちろん可能であれば、もっと過去に遡ってやってもいいんですけどね。量も大事やけど、ペースがもっと大事なんです。
一気にやってしまわない
先ほどペースが大事と言いましたが、過去問を1日1題という感じで早々と解いてしまって、2月に入ったくらいに何やったらいいですか?って聞いてくる人がいるねん。
それ、速すぎです。
過去問演習は週に1・2回で十分です。量よりも大事なのは解いた後の見直しなんです。
そもそも解くだけで(文系の人の場合は)2時間とかかかるわけやん?
他の教科の勉強もする中で、毎日2時間の演習時間をとって、十分な見直しができるはずがない。
そう考えると過去問の演習は、週に2回が限界だと思います。
それに、例えば今日から毎日1題ずつやると、今週中にはほぼ赤本分の過去問が終わっちゃうよね。
うえの
つまり私が言いたいのはこういうことです。
毎日解いても、その成長の差をあまり感じることができないのに対し、
過去問演習は週に1度程度にとどめ、その間にしっかりやり直しをした方が伸びるってことなんです。
過去問は添削をしてもらおう!
多くの卒業生が、直前期に過去問を受けたことで伸びたと言っています。なので、塾や学校の先生にお願いして添削指導をしてもらいましょう。
もちろん私も過去問の添削指導は行いますが、レギュラー(週1)クラス授業の受講生の方に限定させていただいています。ごめんなさい。
クラス授業の受講生のみなさんは何枚でも添削しますので、どしどし提出してください。
うえの
あと、たまに一気に5年分くらい提出してくる人がいるんですが、上述した理由であまり得策ではありません。
過去問を提出し、添削を受けたものを見直してから、次の年度の演習をするのがベスト。
添削してくれる先生の都合などもあるから、完全にこのペースを守るのは難しいかもしれないけど、だいたいそんな感じですすめていってください。
過去問演習は実際の制限時間で!
国語ってどの大学も、本当に制限時間内に解くのが大変やねん。時間の感覚を身に付けることが合格のための最優先課題です。
だから過去問を解く際は、必ず実際の制限時間で演習してください。
見直しはその日にしなくてもいい
演習して、その日にするのは赤本(または青本)の模範解答を見て、簡単に自分の答案とのズレを確認する程度でOK。
一気に全部をしっかりやり直したら、めちゃくちゃ時間がかかるし、集中力も持たないからね。
本文の見直しは翌日にしたり、何なら添削をお願いした場合は答案が返って来てからでもOKです。
過去問プラスα
古文単語
古文単語については、共通テストの直前まで継続して勉強していた人がほとんどだと思うのであまり抜けもないかと思うのですが、それでも国語の暗記の中では一番得点源になる分野です。
単語帳を肌身離さず、スキマ時間をうまく使って最後まで単語力アップに力を注ぎましょう。
読解用の補助教材
直前期の演習教材は過去問だけで十分かと思うのですが、河合塾や駿台から出版されている補助教材もおススメしておきます。
- 添削してくれる人がいない
- 過去問を解いてしまって、演習する教材がない
- もっともっと国語の問題を解きたい
採点基準が明記されているので、特に添削指導を受けられない状況にある人におススメです。
二次試験までの対策は、みなさんの得意科目がなんであるかによって大きく異なりますが、基本はあくまでも過去問演習に重点を置いてくださいね。
センターの結果が思うように出なくて落ち込んでいる人もいるかもしれないけれど、勝負はまだまだこれからやで。センターのビハインドをひっくり返して合格した先輩たちはたくさんいます。
最後まであきらめずに頑張ろう!