今日は私がおススメする古文の単語帳を紹介します。市販の単語帳の中ではベスト!
「単語覚えたら古文読めるようになったー!」って子はほんとに多いから、がんばってほしい。
ベスト1の単語帳
『読んで見て覚える重要古文単語315』(桐原出版)
本屋さんに行けば山ほど単語帳が並んでいます。
他にもいい単語帳はもちろんあるんですが、以下の理由から、この『読んで見て覚える重要古文単語315』(桐原書店)がベスト!
この単語帳をおススメする理由
- 収録語数
- 品詞別の収録
- 多義語が覚えやすい
- 慣用表現
- 古文常識と和歌
2カ月暗記プログラム
続いてこの単語帳での勉強の仕方について説明するね。
この単語帳を2カ月で覚えてしまおうというカリキュラムです。以下の手順ですすめていってください。
ステップ1 まず見出し語を頭に入れる
単語帳には上記のような形で載っているのですが、まずは でかまいません(赤文字が2つある場合は、番号が小さい方)。とにかく315語を1周することを優先してください。 この単語帳は3章で構成されています。 第1章(5日) 第2章(5日) 敬語動詞(1日) このように 全部で11のパートに分けられるので、1日に1つ、11日で一周してください。それを2回繰り返す。 ここまでで全22日間です。 次に第1章と第二章のうち、形容詞と形容動詞のパートを3回繰り返しましょう。 ただしこの時はなるべく意味を全て覚えるように努力してみて! この4パートを×3回なので全12日間ですね。 このあたりになって、1つの単語が持つ複数の意味がやっと頭に入りやすくなってくると思います。 もう一度、1日1パートを最初から通して2周しましょう。 全11パート×2週なので22日間です。 というわけで、 ステップ1 22日間 ステップ2 12日間 ステップ3 22日間 合計56日間、これがこの単語帳を2カ月で覚えるためのカリキュラムになります。 ところが古文単語はやっかいなことに、単語帳だけでは完全には覚えられないもの。 以下は、さらにこの単語帳を効率的に使って、単語を覚えるためのコツです。 長文の予習・復習時に分からない単語が出てきたら、この単語帳で調べましょう。 予習時は辞書を使わず、単語帳だけにしてください。なぜなら単語帳に載っていない単語は意味を類推しないといけないから。 つまり、 このような使いかたをすると、非常に効果的。 その場合、基本的には文脈から類推する能力を問うている問題だと思われます。 また、単語帳には載っていないけれど、覚えておいた方がよい単語もあります。 正直このあたりは独学では難しいので塾や学校の授業をしっかり聞いて練習していこう。 この単語帳の巻末には、慣用表現・和歌・古典常識が分かりやすくまとめられています。 内容も非常に充実しているのですが、ある程度読解の経験を積んでから、目を通していくほうが頭に入りやすいと思います。 とにかく、1つの単語が持つ細かい意味の見分け方より、まずある程度の単語を頭に入れることを優先して勉強していってね。
この単語帳の構成
ステップ2 形容詞、形容動詞を重点的に!
ステップ3 単語のすべての意味に目を通す
さらに効果的な使い方
予習・復習時に辞書として使う
巻末資料はある程度長文読解の経験を積んでから