マーク模試に挑む!【国語】模試までの対策と模試のあとの復習方法

どの模試を受ければいいの?受験生を対象とした模試は非常に多いので、迷ってしまうと思います。

センターを想定したマーク模試は、自己採点が可能で、成績表が返ってくるのを待たなくても実力をはかることができるので、ぜひ受けてほしい。

今日はぜひ受けてほしいマーク模試と、その直前の対策や模試中の注意点、復習方法について説明したいと思います。

ぜひ受けるべきマーク模試

それは河合塾主催の全統マーク模試です。受験者数も相当多く、志望校の判定もあてになるし、なにより難度がちょうどいい。

センター試験を最も想定できている模試だと思います。

駿台や東進のマーク模試は難しすぎる時があるんです。

うえの

全統マーク模試は、(高2時の)1月下旬・5月初旬・8月中旬・10月中旬・そして11月下旬のセンタープレテストと合計5回あるよ。

河合塾のホームページ

マーク模試までにすること

国語は範囲や分野のない科目なので、マーク模試前に特別に何をすればいいのって思いますよね。

確かに社会や理科と違って1週間かそこら詰め込んだところで、急激に上がりはしません。

それでもマーク模試の前に国語を勉強するなら、コレっていうことを紹介したいと思います。

古文単語

マーク模試までに何かをするならば、間違いなく古文単語!

受験生くん

単語帳を見直したらいいですか?

いいえ。

これまでに読んだことのある古文の文章を読みなおして、その中に出てくる重要単語を確認していくこと。

単語帳を読み直すだけだと、実践的な訳し方は身につきません。

単語帳はこれまでにしっかり目を通してきたと思うから、本文を読んだら、重要単語には気付けるよね??

学校や塾の授業で読んできた古文の文章をもう一度見直して重要単語を確認し、本文の内容に即した訳し方を定着させていこう。

うえの

マーク式総合問題集‐国語

古文単語に加えてもう一つ、時間配分の練習をしておきましょう。

時間配分の練習にベストな教材はコレ。

この問題集は、過去の全統マーク模試を収録した、いわばマーク模試の過去問です。もちろん過去問で代用することもできるけど、過去問って学校で解いて行ってるって子も多いと思うねん。

時間配分は初見の長文4題を通して解くことに意味があるから、「あ、これ小説だけやったことある!」とかだと微妙なので、全て初見の問題で練習してほしいんです。

ただ、この問題集って、解くだけで80分かかります。解いた後に、4題の長文を見直すって本当に時間がかかってしまうから、その日は他の教科の勉強ができなくなってしまうと思うねん。

なので、解く日と見直す日を分けることがコツです。

解いた後は答え合わせだけしておいて、次の日に現代文の見直し、その次の日に古文漢文の見直しをすると言った感じで何日かに分けてやるとよいでしょう。

MEMO
この問題集は、一気に終わらせてしまうのではなく、マーク模試の度ごとに少しずつ進めていきましょう。

マーク模試が終わったあとはいったんお休みしておいてください。

模試を受ける時の注意点

①時間配分

マーク模試で一番大事なのは時間を厳守すること。マーク模試という緊張感のある場で、時間配分の練習をしっかり練習しておいてほしいのです。

特に国語は問題に対して制限時間が本当に短い。したがって時間配分の失敗=死亡。

それを回避する最大のポイントは、最初に解く問題を必ず20分以内に解く、それに尽きます。

順番に関して私は、①古文 ②漢文 ③評論 ④小説の順番がよいと思っています。理由は、後述するように現代文に比べて諦めがつけやすいから。

うえの

センター国語の時間配分や解く順番についてはこちらの記事をご覧ください。

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②マーク模試はあきらめる練習

マーク模試では、とにかく国語の総合点をあげることに重点を置いてください。

受験生くん

そんなん分かってるよ。

いいえ、意外と今解いている設問を正解させることに必死で、全体が見えていないことが多いんです。

内容合致問などは1つ1つ選択肢を見ていかないといけないから、気付いたら5分くらい経ってしまうこと普通にあるよね?

マーク模試はあきらめの練習です。無理そうだな、分からないな、と思った問題は適当にマークして次に行く!

自習室での演習だったら難なくできることでも、マーク模試ではできなくなってしまうんです。

受験生くん

あともう少し考えたら分かりそうやのに~。この問題、配点8点とかやろ?落としたくない~!!!

その気持ち、めっちゃ分かります。

でも仮にその8点が獲れたとしても、残りの大問に時間割けなくなったら普通に20点、30点の失点につながってしまうで。

一番最初に解く大問で時間をしっかり守ることがコツ。特に評論や古文は時間をオーバーしやすいから注意して!

うえの

諦めの練習、それはマーク模試でしかできないのです。

③迷った時ほど積極法!

模試のような緊張感のある場では、選択肢を深読みしすぎて無限ループに陥ってしまいがち。

受験生くん

最後2つまでは絞れたんやけど、これどっち~?

こうなったら、どっちも正しいか、あるいはどっちも間違っているように見えてしまう。

みんな、必死に選択肢の間違っているところを探そうとするんですね。

発想を変えてください。本文の該当箇所を探して、より該当箇所の直訳に近い選択肢を選ぶんです。

私がみんなの質問を聞いて思うのは、みんな該当箇所はけっこう見つけられているんだけど、どこが間違っているかを探しているうちに、だんだん頭が該当箇所の内容から離れていってしまうねん。

最後の2択で迷ったときは積極法です!

マーク模試のあと

やり直し

国語はやり直しが本当に大切!!

あんまりその意識がない人が多くて後回しにする人が多いけど、時間が経てば経つほど、自分がどんな風に考えて答えを出したのか忘れてしまうから、マーク模試の国語のやり直しは早めにやっておいてください。

やり直しの際に絶対やっておくこと

  1. 自分が間違えた問題をもう一度解く。
  2. 再度答え合わせをして合っていればOK。間違っていた場合は、なぜ自分が自分が選んだ選択肢が✖なのかを解答冊子で確認する。

マーク模試の目標点数

マーク模試の目標点数は160点です。140点あれば、まぁ耐えたかな、というところ。

140点を下回るとこれからの対策を考えて行かないといけませんね。

国語だけでなく、すべての教科に言えることだけど、模試の結果が思うように出なかった場合は落ち込むし、不安な気持ちになると思います。

でも落ち込んでいても意味はありません。その後どうするかが大切

これからどうしていったらいいか分からない場合は相談してくださいね。