東京大学、京都大学は文系も、そして理系も! 二次試験で国語が課されます。
受験生くん
受験生さん
そんな高2生にピッタリの講座、「高2東大京大国語」が3学期より高等進学塾・西宮北口校で開講されますよ!
二次試験の闇
読めるだけはムリ!
傍線部(1)を必要な言葉を補って現代語訳せよ。
これはどの国公立大学でも出題される古文の設問形式です。
うえの
みなさんの答案を採点していると、内容は読めてるっぽいのに、採点すると全く点数をつけてあげられない答案を書く人って実はとても多いんです。
その理由は、何を答案に書けばいいのかを知らないから。
文章が読めても、点数につながらなければ意味ないですよね。読めるだけでは無理なんです。読めない人はもっと無理です!
共通テストとは全然違う!
受験生くん
うえの
さすがにこんな質問してくる人はめったにいませんが、共通テストの対策だけでは二次試験を乗り切ることはできません。では共通テストと二次試験とでは何が違うのでしょう?
最大の違いは前述したように、マーク式ではなく記述式の解答が求められること。
もう一つの違いは、必要な知識量が共通テストより圧倒的に多いことなんです!
具体的には…
- 古文単語
- 古典文法
- 古文常識
単語も文法も共通テストより多くの知識を覚えておかないと二次試験では対応できませんが、一番の違いは古文常識。
うえの
試行テストを見る限り、共通テストでは古文常識のほとんどを注釈で補足してくれています。しかし二次試験では「受験生なら知ってて当たり前」扱い、注釈をつけてくれることはありません。
対策はどうするの?
正直、授業なんかとらなくてもできる人はいます。ただ国語に対する苦手意識があるならば、独学は絶対にお勧めしません。
古文の常識は現代の非常識。そんなもの、勉強しようがないんです。また答案の書き方を参考書などで勉強するのは、非常に効率が悪い。それに選択肢式と違って、表現は1つではないから、自分の答案がOKなのかダメなのか判断できません。
受験生さん
そんなモヤモヤした気持ちを抱えながら勉強をすすめていっても、必ずどこかで行き詰ってしまいます。
高2東大京大国語
そこで高等進学塾では、高2の3学期より東大国語・京大国語の二次試験対策講座を開講します。授業の配分は古文(7回)、現代文(4回)です。
- 点数のとれる答案が書けるようになる
- 東大と京大の傾向の違いが分かる
- 読解力が上がる
- 語彙力がつく
- 古文常識を学べる
- 現代文の頻出テーマを学べる
- 講師の添削指導が受けられる
早期から添削指導を受けることで、自分の記述力の弱点を知ることはとっても大切です。
現役で東大理Ⅲに合格した卒業生も、センター試験の失敗から逆転、京大法学部に現役合格した卒業生も、添削指導はとても意味があったと語っています。
客観的に自分の答案を評価されることで、よくない自分のクセを認識し、もったいない点数の取りこぼしを防ぐことができるのです。
うえの
2020年の開講日
2020年の「高2東京国語」の開講曜日は月曜日です。1月13日より開講し、3月30日まで、1週間に1回(90分)の授業が全部で11回あります。
なお、3月の第1週(3/2)は期末テスト期間のため休講です。
大変申し訳ありませんが、本講座は西宮北口校のみの開講となります。
天王寺校・姫路校の生徒さんで受講を希望される方はVODで視聴していただけます。もちろんVODで受講しても添削指導はさせていただきます。
授業の内容
私が担当する古文の授業は、第1講~第4講までと、第9講~第11講までの7回。
第4講と第11講以外は予習が必要です(第4講と第11講はテストゼミのため、予習は不要です)。授業で扱う文章は以下の通り。
第1講 | 『今鏡』 | 歴史物語 |
第2講 | 『枕草子』 | 随筆 |
第3講 | 『撰集抄』 | 仏教説話 |
第4講 | テストゼミ① | |
第9講 | 『玉勝間』 | 随筆 |
第10講 | 『駿台雑話』 | 評論 |
第11講 | テストゼミ② |
- 現代語への訳出法
- 傍線部説明問の記述法
- 文脈に応じた意訳の方法
- 和歌の解釈
- 登場人物の心情把握
- 古文常識
- 時代背景
- 本文内容の要約
では、具体的に各回の授業内容についてご説明します。
第1講は歴史物語の読解。二次対策において、最も重要な現代語訳出問の書き方を学びます。
「必要な言葉を補って」って何を補うの?
まず話はそこからです。すべての問題の基礎となる現代語訳出問の答案作成方法を学ぶことから始めましょう。
また古文と言えば和歌。受験生の苦手な和歌解釈の方法についても、イチから丁寧に説明します。
文章読解では文学作品の背景をふまえ、内容を正しくつかむための主語補足の仕方についてもしっかり解説!
- 傍線部訳出問の答案作成方法
- 和歌解釈の仕方
- 主語補足
- 歴史物語の読解
などを学び、二次試験の概要を把握しよう。
第2講は随筆の読解です。
この回では、傍線部説明問の答案作成方法を勉強します。
傍線部説明問は、傍線部訳出と並んで古文最頻出の設問。「傍線部について説明せよ」と言われても何を書いたらいいか、分からないですよね。
何を書けば点数がもらえるのか。それを知らないことには答案は書けません。二次試験の国語の得点力を左右する最も重要な傍線部説明問へのアプローチ方法をしっかり解説します。
- 現代語訳出問の確認
- 主語補足
- 傍線部説明問の答案作成方法
などを学び、実践的な古文の読解力と記述力を身に付けよう。
第3講は説話物語の読解です。
この講では、独学で勉強しづらい古文特有のものの考え方について学びます。とりわけ仏教思想は古文を読む上で絶対に不可欠。センター試験でも、仏教思想に対する知識は必要です。
- 仏教思想
- 理由説明問の答案作成方法
- 現代語訳出問の復習
を通して、現代人の感覚からは理解しづらい古文の読解ポイントをマスターしよう。
第4講はテストゼミです。
授業時に問題演習を行い、その後解説講義を行います。
テストでは第1講から第3講の復習として、
- 現代語訳出問
- 傍線部説明問
- 和歌の解釈
などの力がついているかどうかを確認します。
第9講は随筆の読解です。文学史上は随筆の分類ですが、論旨がしっかりとした江戸期の文章です。
江戸時代になると、中世(平安・鎌倉時代)とは人々の価値観も社会背景も違ってきます。
作者の主張をきちんとつかんで、論理的な答案の作成する方法を学びましょう。
また、この回では内容を要約して簡潔にまとめるという、二次試験必須(特に東大)の答案作成方法についてもしっかり練習していきます。
- 作者の主張の把握
- 指示語の説明
- 内容の要約
というより応用的な設問対策を経て、二次力をよりアップさせていきます。
第10講も江戸期の随筆ですが、文章の難度が少し上がります。
第3講で学んだ仏教思想を、儒学者の立場から見た難解な文章です。
- 主張の把握
- 儒教思想
- 指示語の解釈
- 傍線部説明問
江戸時代の文章は、センター・東大・京大でも過去何度も出題されました。平安・鎌倉時代とは異なる点を分かりやすく解説します。
いよいよ最終講。最終講はテストゼミです。
これまでの古文の授業の理解度や古文単語の習得度を確認し、これからの課題あぶりだすことが目的です。
テストゼミで出題する問題は
- 現代語訳出問
- 傍線部説明問
- 和歌の解釈
です。テスト後の解説講義で自分のできていなかった点をしっかり確認しましょう。
よくある質問
受験生くん
東大京大志望者の方から非常によくいただく質問です。
「両方受ける」か、もしくは「国語が苦手な場合は『高2共通テスト国語』を受講する」ことをおススメします。
例年、両方とも受講する人が多いのですが、他の科目の勉強との兼ね合いで、国語の講座を2つも受講するのは難しいって人もいると思います。
その場合は、「共通テスト国語」の方を優先して受講してください。なぜなら、
- 西宮北口校では高3生対象の「共通テスト国語」対策講座は開講されない
- 「高2東大京大国語」は漢文の授業がない
からです。また、高2の間に共通テスト対策を終えられていると気持ちが非常に楽!
このような理由から、特に国語が苦手な人は先に共通テスト対策をしておくほうがよいでしょう。なお、「高2共通テスト国語」の詳細は以下の記事をご覧ください。
[kanrenc id=”8375″]お申し込み方法
高等進学塾の各校舎でお申し込みを承ります。
お近くの校舎までご来塾の上、お申し込みください。
開講日までにしておくこと
古典文法の学習と古文単語の暗記です。
それぞれどうやって勉強していけばよいのかを、おすすめの教材とともに説明しています。こちらの記事を参照してください。
お問い合わせ
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- 質問内容を入力し、送信。普通のLINEと同じように使っていただけます。
私と1対1のやりとりになりますので、ご連絡先や質問内容が他の方に知られることは一切ありません。ご安心ください。
私が大切にしていること
それは、解答を書けるようにすること。模範解答を読んで理解できるのは当たり前です。
東大や京大などの難関国立大学に合格するためには、受動的な読解力だけでなく、設問の意図を正しく読み取り、答案らしい言葉でアウトプットする力が必要です。
「自分の言葉で表現することが大切」。よくそんな風に言われますが、入試の国語に自分らしい表現なんて全く必要ありません。
もちろん、記述式の試験なので答えは1つではありません。でも、答案にふさわしい文章の型や表現はあるのです。
それを知っているか否かで、とれる点数は大きく変わってくる。
そんな勉強を高2の3学期からスタートして、国語を得点源にできるように土台を築いていきましょう。みなさんの受講をお待ちしています。