【大学入試】現代文の勉強方法をまとめました!

できる人は勉強しなくても出来てしまう教科、現代文。その反面、苦手な人にとっては闇の深い教科でもあります。

今日は市販の教材を使ってできる現代文の勉強法について説明するよ☆

本文の読み方を知る

まず現代文の勉強において重要なのは、本文そのものの読み方。

現代文が苦手でなんとかしたいっていう人って、とにかく問題を解きまくるんですね。

とにかく何とかしたいって気持ちはよく分かる。でも現代文は数を撃てば当たる、という科目ではありません。

「対比構造」「論と例示の関係」

こんな言葉にピンと来ない人は、一度じっくりと本文そのものの読み方を勉強した方がいいかも。

入試現代文へのアクセス‐基本編

これは本当に本当に超絶おススメの教材です。この問題集の詳細は次の記事にまとめてあるので、読んでみてね。

『入試現代文へのアクセス‐基本編』とその使い方

現代文読解基礎ドリル

『入試現代文へのアクセス‐基本編』が終わった後は、このドリルで徹底的に読み方の練習です。

こういう“読み方そのもの”を練習できる教材ってなかなかないので、現代文が苦手な人にはぜひやってみて。

現代文が苦手な人におすすめの問題集『現代文読解ドリル』

この2冊の教材で、現代文(特に評論)の読み方を学んでから、その後に問題集で演習し数をこなしていきましょう。

現代文は、手あたり次第に問題を解いたってだめ。ちゃんと重点的に読む場所を知ってから、演習問題でアウトプットしていくことが大事やで。

問題演習で確認する

上記2冊でしっかり読解法を学んだあとは、いよいよ問題演習です。

『マーク式基礎問題集 現代文』

「マーク式」というタイトルがついてるだけあって、この問題集は選択肢式の試験対策を想定して作られているのですが、二次試験で国語が必要な受験生にもぜひ解いておいてほしいと思っています。

その理由の一つとして、小説の問題が充実していることがあります。

二次試験で小説が出題される大学ってほとんどないので、二次対策用の問題集は基本的に評論がメインのものばかり。

国公立志望の人の場合、二次試験の前に共通テストを受けないといけないわけですが、評論はできるけど、詳論は苦手…って受験生が意外と多いねん。

だから共通テストでしか出題されないとはいえ、小説の対策もしっかりしておいてほしいのです。

この問題集のすすめ方についてはコチラの記事に詳細にまとめています。ぜひ目を通しておいてくださいね。

おすすめ問題集『マーク式基礎問題集 現代文』の使い方と注意点

『得点奪取 現代文』

この問題集は、二次試験対策用の問題集です。

なので、二次試験に国語が必要ない人はやらなくてOK。あと、私大志望者もやらなくていいです。

この問題集のよいところは、採点基準を明確に書いてくれているため、自分で答え合わせがしやすいところ。

ただ若干難しめです。1週間に1題くらいのペースで気長にやっていけば大丈夫。

二次対策用の問題集なので、必ずしもセンター試験までに終わらせる必要はありません。1題ずつ、じっくり取り組んで行ってください。

知識を身につける

これまで説明してきたように、読解法を確認し、問題を演習する、という過程の中で、入試現代文に必要な知識はもちろん身についていきます。

ただ、「漢字」と、よく質問される「現代文のキーワード」について補足しておきたいと思います。

漢字

漢字の勉強ってみんなおろそかにしがちなんですけど、けっこう重要だと私は思っています。特に二次試験で国語が必要な人は…。

なぜなら、単に漢字の書き取り問題だけでなく、記述答案を作成する上で必要な語彙力を養うことができるから。

特に東大なんかは簡潔に答案をまとめる必要があるため、熟語力が不可欠。

となるとやっぱり漢字の勉強って大切やねん。

当ブログでは漢字の教材として次のものを薦めています。

漢字の勉強は一石三鳥でコスパ最強!おすすめ参考書★

漢字の勉強は、漢文の対策にもなります。スキマ時間を利用して対策しておいてほしい。

現代文キーワード

受験生くん

現代文のキーワード集とかって、買って覚えていった方がいいんですか?

この質問、けっこうもらいます。

キーワード集を読むだけでは入試の得点にはつながらない、私はそう考えています。

入試現代文に頻出の単語だとか、背景知識っていうのは確かにあります。

ただ、それって実際の文章とリンクさせないと、頭に入りにくいと思うんです。腑に落ちにくい、と言うか…。

なので私は、現代文の用語はキーワード集ではなく、問題集の中で覚えていく方がいいと考えています。

本記事で最初に紹介した『入試現代文へのアクセス』は、解説の中で現代文のキーワードについてもかなり詳しくて分かりやすい説明をしてくれているねん。

だからどちらかと言えば用語集より、『アクセス』のような長文読解の問題集の中で、本文とリンクさせて頻出用語の確認をしていく、というやり方をおススメします。

受験生くん

じゃあキーワード集っていらないですか??
辞書的な使い方をするなら持っていてもいいと思うよ。

うえの

現代文のキーワード集は、英語や古文の単語帳のような使い方ではなく、あくまで本文の中に出てきた用語の確認のために使うのがいい。

それが、最も知識を高める効果的な使い方かなと思います。

最後に、おススメのキーワード集を紹介しておきます。

収録されている語や説明の分かりやすさにおいて、市販の教材の中ではこれが一番よくまとまっていると思う。

問題演習をしていると、解説冊子に用語のまとめが載ってると思います。

そんな用語を、このキーワード集で確認する、という形で知識を補充していってくださいね。

なかなか勉強法の確立しにくい現代文ですが、最大のポイントは、問題演習の前に読解方法をきちんと学ぶこと。

得意な人も、読解法を知れば、問題処理のスピードが上がったり、理解が深まるはず。

以上、市販の問題集で出来る現代文の勉強法でした☆